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ペンダントライト

IKEAの照明のカップが浮く問題を解決!100均でできる直し方?

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こんにちは。照明セレクション、運営者の「ミト」です。

北欧デザインが魅力的なIKEAのペンダントライトですが、いざ自宅に取り付けてみると、天井とカップの間に隙間ができて困ってしまうことってありますよね。

せっかくのおしゃれな照明なのに、IKEAの照明のカップが浮く状態だと、配線が見えてしまって少し残念な気持ちになるかもしれません。この隙間の直し方を知りたい、あるいは賃貸でもできる固定方法を探している方も多いのではないでしょうか。

100均のアイテムを活用したり、市販のシーリングカバーを組み合わせたりすることで、その悩みは意外と簡単に解決できるかもしれません。今回は、私が実際に試行錯誤して見つけたコツや、物理的な原因について詳しくお話ししていきますね。

ポイント

  • IKEAの照明カップが天井から浮いてしまう物理的な理由
  • 隙間をなくしてピタッと固定するための具体的な手順
  • 100均グッズや身近な道具を使った手軽なDIYハック
  • 製品のサイズ選びで失敗しないための適合チェックポイント

IKEAの照明のカップが浮く原因と構造的な問題

IKEAの照明のカップが浮く原因と構造的な問題

おしゃれなIKEAの照明ですが、なぜ日本の住宅ではカップが浮きやすいのでしょうか。

その背景には、海外製品ならではの設計思想と、日本の住宅規格とのちょっとした相性の問題が隠れています。まずは原因を整理してみましょう。

ポイント

  • 日本の引掛シーリングと海外製品の規格の違い
  • ケーブルの反発力が隙間を作る物理的なメカニズム
  • コードが長い場合に起こるカップ内部の体積不足
  • 摩擦力の限界でカバーが滑り落ちる理由
  • 賃貸住宅でも発生しやすい設置時の不適合

日本の引掛シーリングと海外製品の規格の違い

IKEAの照明を設置する際、まず直面するのが「規格の壁」です。IKEAはスウェーデン発のグローバルブランドであるため、製品設計は欧州を中心とした世界標準に基づいています。

海外輸入の照明は、美しいデザインと高い品質を提供してくれる一方で、PSEマークの取得、電圧や周波数の違い、取り付け工事、そして納期といった多くの要素に注意を払う必要があります。これらのポイントをしっかりと押さえることで、安心して輸入照明を楽しむことができるでしょう。

E-lightingより引用

欧州の住宅では、照明の接続部が天井に埋め込まれてフラットになっていることが一般的ですが、日本の住宅はそうではありません。日本の天井には、JIS規格に基づいた「引掛シーリング」や「ローゼット」という配線器具が設置されており、これが天井から20mm以上も突出していることが多々あります。

この突出した「土台」の形や厚みが、IKEAの浅いシーリングカップと干渉してしまうんですね。特に、地震対策などで厚みが増した「フル引掛ローゼット」などは、直径も大きく、IKEAの細身でスタイリッシュなカップでは物理的に覆いきれないケースが目立ちます。無理に被せようとしても、カップの縁が天井に届く前に中の器具に当たってしまうため、必然的に隙間が生まれてしまいます。

(出典:一般社団法人 日本照明工業会『住宅用照明器具の取付けについて』

このような構造的な違いを知っておくと、「自分の取り付け方が下手なわけではなく、そもそも設計思想が違うんだ」と少し安心できるのではないでしょうか。このギャップを埋めるためには、単に押し込むだけでなく、日本の住宅事情に合わせた「一工夫」が必要になってくるというわけです。

ケーブルの反発力が隙間を作る物理的なメカニズム

次に、物理的な視点から「なぜ浮くのか」を考えてみましょう。原因の正体は、照明コード自体が持つ「弾性反発力(スプリング効果)」にあります。IKEAのペンダントライトに使われているコードは、耐久性を高めるために被覆がしっかりしており、意外と硬いのが特徴です。

この硬いコードを丸めてカップの中に押し込もうとすると、コードは元の真っ直ぐな状態に戻ろうとして、内側から外側へ広がる力を発揮します。これがカップを内側から下方向へと押し下げる「圧力」として作用するんですね。

IKEAのカップは軽量なプラスチック(ポリプロピレン)製が多く、この力に耐えきれずに押し戻されてしまいます。設置した直後は綺麗に見えても、数日経つとコードが少しずつ広がり、じわじわとカップを押し下げて隙間を作ってしまう……。これはまさに、物理的な力の不均衡が起きている状態なんです。

また、コードがねじれた状態で収納されていると、そのねじれが戻ろうとする力(トルク)も加わり、より複雑な方向へカップを動かしてしまいます。ピタッと密着させるためには、この「コードが戻ろうとする力」をいかに殺すか、あるいは別の力で抑え込むかが重要なポイントになってきます。

ただ闇雲に押し込むだけでは、物理の法則には勝てないということですね。

コードが長い場合に起こるカップ内部の体積不足

IKEAのペンダントライトを手にしたことがある方なら分かると思いますが、とにかく「コードが長い」ですよね。製品によりますが、1.4メートルから1.8メートルほどあるものが一般的です。

日本の平均的な天井高(約2.4メートル)で、ダイニングテーブルの上に適切な高さで吊るそうとすると、1メートル近いコードが余ってしまう計算になります。この膨大な長さの余剰コードを、あの小さなカップの中に全て収めるのは至難の業です。

カップ内部の限られた空間に対して、収納すべきコードの体積が上回ってしまうと、物理的に蓋が閉まらない状態になります。無理に詰め込むと、今度は引掛シーリングの接続端子部分に無理な荷重がかかったり、コードの根元に負荷が集中して断線のリスクを招いたりする可能性も否定できません。美観を損なうだけでなく、安全性の観点からも「無理な詰め込み」は避けるべきなんです。

コードを短くカットすれば解決しますが、これには「電気工事士」の資格が必要です。資格を持たない一般の方がコードを加工するのは、火災や感電のリスクがあるため絶対に厳禁です。無資格でできる範囲は、あくまで「加工せずに収納すること」に限定される点に注意してくださいね。

このように、体積の不一致という根本的な問題を抱えたまま設置しようとするため、どうしてもカップが浮いてしまうというわけです。この問題を解決するには、単に押し込むのではなく、コードを効率的に畳んで空間を確保するテクニックが求められます。

摩擦力の限界でカバーが滑り落ちる理由

IKEAのシーリングカップの固定方式についても触れておきましょう。多くのモデルでは、カップの底にあるプラスチック製のネジやリングを締め込み、コードの表面との「摩擦力」だけでカップの位置を保持しています。

日本のメーカー品のように、天井の金具にカチッとネジ止めする構造ではないことが多いんです。

しかし、この「摩擦による固定」には物理的な限界があります。コードの表面は滑らかで、さらにカップの素材であるポリプロピレンも滑りやすい性質を持っています。ここに「コードの重み」や「コードの反発力」、さらには「温度変化による素材のわずかな伸縮」などが加わると、摩擦力が負けてしまい、カップが重力に従って少しずつずり落ちてきます。

「最初はきつく締めたはずなのに、なぜか隙間ができている」というのは、この微小な滑りの積み重ねが原因であることがほとんどです。また、長年使用しているとプラスチックのネジが緩んでくることもあります。

一点の摩擦だけで支えるという仕組み自体が、日本の多湿な環境や振動(交通振動や地震など)の影響を受けやすく、安定した固定を難しくしている側面があるんですね。これを解消するには、摩擦以外の「物理的なストッパー」を設ける工夫が非常に有効です。

賃貸住宅でも発生しやすい設置時の不適合

賃貸住宅にお住まいの方にとって、IKEAの照明設置はさらにハードルが高くなることがあります。賃貸の場合、最初から備え付けられている引掛シーリングを勝手に交換することはできません。特に築年数の古い物件では、現行の規格よりも大きなサイズの器具が付いていたり、逆に金属製のハンガーが付いた特殊なタイプだったりすることがあります。

これに対し、IKEAのカップは非常にスリムでミニマルなデザインを追求しているため、既存の器具を覆い隠す余裕がほとんどありません。天井に傷をつけられないという制約がある以上、ネジで無理やり固定することも不可能です。

結果として、「器具がはみ出す」か「カップが浮く」かの二択を迫られることになってしまいます。私自身、賃貸で何度も照明を付け替えてきましたが、この「原状回復」と「美観」の両立にはいつも頭を悩ませてきました。

賃貸でも諦める必要はありません。後述する「天井フック」や「補助カバー」をうまく使えば、既存の設備を一切傷つけることなく、まるでお店のような完璧な仕上がりを実現することができます。知恵を絞れば、制約の中でもおしゃれは十分に楽しめますよ。

このように、自分の意思で環境を変えられない賃貸ユーザーこそ、製品の特性を深く理解し、柔軟な対応策を持っておくことが大切かなと思います。

IKEAの照明のカップが浮く悩みを解消する直し方

IKEAの照明のカップが浮く悩みを解消する直し方

さて、原因を深掘りしたところで、いよいよ具体的な「直し方」について解説していきます。私が実際に試して効果が高かった、再現性の高い解決策をご紹介しますね。

ポイント

  • 結束バンドを活用した余剰コードの圧縮テクニック
  • 100均アイテムや輪ゴムで固定力を強めるコツ
  • 天井フックで荷重を分散させ隙間をなくす方法
  • シーリングカバーのサイズ選びと後付けの工夫

結束バンドを活用した余剰コードの圧縮テクニック

最も基本的でありながら、絶大な効果を発揮するのが「結束バンド(タイラップ)」を使ったコードの圧縮です。

カップが浮くのは内部でコードが暴れているから。であれば、そのコードを「物理的に動けない塊」にしてしまえばいいわけです。

やり方のコツは、コードを円形にぐるぐると巻くのではなく、「S字状」または「8の字状」に折りたたむことです。円形に巻くとコードに「ねじれ」が生じ、反発力が強まってしまいますが、交互に折りたたむことで力を相殺できます。

その折りたたんだ束を、結束バンドで2〜3箇所、かなり強めに締め上げてください。これにより、コードはバネのような弾力性を失い、重みのある安定した「固形物」へと変化します。

プロ級の仕上がりを目指す圧縮手順

  1. まずコードを希望の長さに調整し、余った部分を丁寧にS字に畳む。
  2. 結束バンドを使い、束の中央と両端をきつく縛る。
  3. 余ったバンドの「ひげ」は、根元から綺麗にカットする(これが隙間を減らすコツ!)。
  4. この塊を引掛シーリングの本体の「真横」または「上部」に寄せて配置し、カップを被せる。

この方法の素晴らしいところは、カップ内部の空間を「平面的」に使えるようになることです。結束バンドでガチガチに固定されたコードは、もうカップを押し下げることはありません。100均で買える数十本入りのバンドで、この悩みから解放されるんですから、試さない手はありませんよね。

100均アイテムや輪ゴムで固定力を強めるコツ

コードを綺麗に収納できても、カップを固定するネジの力が弱くて下がってくる……そんな時に役立つのが「物理ストッパー」の設置です。特別な道具は不要で、100均でも手に入る「輪ゴム」や「結束バンド」があれば十分です。

具体的には、カップを天井にピタッと押し当てた状態で、カップのすぐ下にあるコード部分に、輪ゴムを何重にも巻き付けるか、結束バンドをきつく固定します。

これにより、コードに人工的な「段差」が生まれます。カップを支えるプラスチックの部品が、この段差に引っかかるため、物理的にそれ以上下に下がることができなくなります。

さらに目立たなくする裏技

このストッパーを、あえてカップの「内側」に作る方法もあります。カップを上げる前にコードに結束バンドを巻いておき、そのバンドの上にカップを乗せるようなイメージですね。

ペンダントライトの線が長かったので100均で結束バンド買って止めました!高さが微妙に違うのはご愛嬌♡

Roomclipより引用

こうすれば、外からはストッパーが一切見えず、まるで最初から天井に張り付いているかのような完璧なルックスになります。

この方法は、IKEA製品の滑りやすい素材特性を逆手に取った、非常にスマートな解決策です。重いガラスシェードを使っている場合などは、ネジの力だけでは不十分なことが多いので、この「ストッパー作戦」を併用することを強くおすすめします。

天井フックで荷重を分散させ隙間をなくす方法

もし、ダイニングテーブルの真上に照明を持ってきたいけれど、電源の位置がずれている、あるいはコードが太すぎてどうしてもカップに収まりきらない……そんな状況なら、「スワッグ(Swag)吊り」という手法を取り入れてみましょう。

これは、コードをカップから一度外に出し、天井に取り付けたフックを経由させてから照明を垂らす方法です。

この手法の最大のメリットは、カップが「照明の重さを支える役割」から解放されることです。荷重は全て天井のフックにかかるため、カップは単なる「配線隠しのカバー」として機能します。中に入れるコードも最小限で済むため、浮きの原因となる反発力がそもそも発生しません。

見た目も非常にインダストリアルで洗練された印象になり、海外のインテリア雑誌のような雰囲気を作ることができます。

使用するフックの種類適した環境特徴・注意点
石膏ボード用J型ピンフック一般的な賃貸・住宅穴が目立たず、荷重にも比較的強い
(5kg程度まで)。
洋灯吊(ネジフック)持ち家・木部下地がある場所に確実に固定できる。
最も安定する。
ライティングレール用フックレール設置済みの部屋レールの好きな位置に引っ掛けられ、移動も容易。

賃貸でも「ニコピン」などの細いピンを使ったフックを使えば、退去時の補修費用を気にせず設置できる場合が多いですよ。重い照明の場合は、フックの耐荷重をしっかりチェックしてくださいね。

シーリングカバーのサイズ選びと後付けの工夫

どれだけ工夫しても、カップの「直径」自体が引掛シーリングより小さい場合は、物理的に隙間をゼロにすることはできません。例えば人気の「MARKFROST」などはカップの直径が約70mmしかなく、日本の「丸型フル引掛シーリング(約105mm)」を覆うことは不可能です。このような場合は、無理に元々のカップで解決しようとせず、「市販の補助部材」を頼るのが賢明な判断です。

ネット通販やホームセンターでは、後付け可能な「フランジカバー」や、隙間を埋めるための「アダプター」が販売されています。これをIKEAのカップと天井の間に挟み込むだけで、不格好な露出部分を綺麗に隠すことができます。

また、DIYが得意な方なら、黒やグレーのスポンジシートをドーナツ型にカットし、カップの縁に貼り付けるという方法もあります。こうすると、隙間が「黒い影」として馴染み、視覚的に浮きが全く気にならなくなります。

「製品の仕様だから仕方ない」と諦める前に、こうした「外付けのソリューション」を検討してみてください。デザインの統一感を損なわないよう、マットな質感のものや、カップの色に近いものを選ぶのがコツですよ。

IKEAの照明を購入する際は、デザインだけでなく、スペック表にある「カップの直径(フランジのサイズ)」を必ず確認しましょう。自宅のシーリングの直径を測っておけば、購入後の「入らない!」という悲劇を防げます。

IKEAの照明のカップが浮く問題の対策まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。IKEAの照明のカップが浮く問題は、一見すると厄介ですが、その原因のほとんどは「物理的な対策」で解消可能です。日本の住宅規格との違いを理解し、結束バンドでコードを制し、必要であればフックや補助カバーを活用する。このステップを踏むことで、あなたのお部屋の照明は、まるで見本のような美しい仕上がりになるはずです。

照明は、インテリアの魂とも言える大切な要素です。天井との間のわずかな隙間がなくなるだけで、空間全体の完成度は驚くほど高まります。「なんとなく浮いているけれど、こんなものかな……」と思っていた方も、ぜひ今回ご紹介した直し方を試してみてくださいね。きっと、もっと自分の部屋が好きになるはずです。

最後になりますが、電気を扱う作業ですので、必ず電源を切った状態で安全に行ってください。万が一、作業中に配線の露出や器具の破損を見つけた場合は、速やかに使用を中止し、専門の電気店にご相談されることをおすすめします。正確な製品仕様については、IKEA公式サイトで最新情報をチェックしてくださいね。

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