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白熱電球の生産中止はなぜ?理由やLEDへの交換方法を徹底解説

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こんにちは。照明セレクション、運営者の「ミト」です。

お気に入りのランプが切れて、いざ買い替えようと思ったら、お店の棚に白熱電球の在庫がほとんどなくて驚いたことはありませんか。実は、地球温暖化対策の一環として、白熱電球の生産中止が国内の主要メーカーでかなり前から進められてきました。

家電量販店で見かけるのはLEDばかりで、なぜ白熱電球がまだ売ってる場所が少ないのか、いつから完全に買えなくなるのか、不安に感じている方も多いはず。

さらに2027年には蛍光灯も禁止されるという話もあり、今のうちにLEDへ交換する正しい知識を身につけておくことが大切です。この記事では、そんな「あかりの悩み」を解決するヒントをまとめてみました。

ポイント

  • 白熱電球が市場から姿を消した環境的な理由と政策の背景
  • 大手メーカーの撤退状況と今でも白熱電球が手に入る場所
  • LEDへ交換する際に失敗しないための口金や明るさの選び方
  • 電気代や寿命などLED化による家計への具体的なメリット

白熱電球の生産中止が進んだ背景と移行の理由

白熱電球の生産中止が進んだ背景と移行の理

私たちが長年親しんできた、あの温かみのあるオレンジ色の光。なぜそれが「生産中止」という形で市場から姿を消していったのか、そこには地球規模の環境問題と、国を挙げた大きな政策の転換がありました。まずはその歴史的な背景から詳しく紐解いていきましょう。

ポイント

  • 温暖化対策に向けた政府の要請と省エネの理由
  • パナソニックや東芝など大手メーカーの撤退背景
  • 欧州や米国における世界的な規制と効率基準
  • 白熱電球が現在もまだ売ってる店舗や在庫状況
  • 耐熱用や装飾用など特殊な電球が必要なケース

温暖化対策に向けた政府の要請と省エネの理由

日本において白熱電球が「終わりの時」を迎える大きなきっかけとなったのは、2008年に開催されたダボス会議でした。当時の福田総理大臣が、世界全体の温室効果ガスを2050年までに半減させるという「クールアース推進構想」を発表したことが始まりです。

この野心的な目標を達成するために、真っ先にターゲットとなったのが家庭で使われる照明でした。実は、従来の白熱電球は、投入された電気エネルギーの約95%が熱として逃げてしまい、実際に光として利用できているのはわずか5%程度という、極めて効率の悪い仕組みだったんです。

この「エネルギーの浪費」を止めることが、二酸化炭素排出量を減らすための最も身近で効果的な手段だと考えられました。それを受けて、2008年4月に経済産業省は家電メーカー各社に対し、2012年を期限として、省エネ性能の劣る白熱電球の生産を原則中止し、電球形蛍光灯やLED照明への切り替えを促進するように公式に要請しました(出典:経済産業省「電球形蛍光ランプ等への切替えに関する要請について」)。

この政府主導の「トップダウン」の動きによって、日本の照明市場は一気にLED化へと舵を切ることになったわけですね。当時、まだLED電球は1個数千円もする高価なものでしたが、技術革新を促すための強力な後押しとなりました。私たちが今、安価で高性能なLEDを当たり前に買えるようになったのも、この時の大きな決断があったからこそと言えるかもしれません。

パナソニックや東芝など大手メーカーの撤退背景

政府からの強い要請を受けた国内の照明大手メーカーは、当初の予想を上回るスピードで白熱電球の生産を終了していきました。特に衝撃的だったのは、日本で初めて白熱電球を実用化した歴史を持つ東芝ライテックの決断です。

O2排出量の削減に貢献するため、東芝発祥事業の一つとして120年間にわたり継続してきた一般白熱電球の製造を、2010年3月17日に中止させていただきました。
2010年3月17日

東芝ライテック公式より引用

120年もの間、企業のアイデンティティでもあった白熱電球の製造を、政府の期限より2年も早い2010年3月に終了すると発表したことは、業界全体に「時代の終わり」を強く印象づけました。創業の祖業から決別してまでも環境対策を優先させたこの姿勢は、企業のブランドイメージ向上にも大きく貢献したようです。

業界最大手のパナソニックも、2012年10月末をもって一般用白熱電球の生産をほぼ完全に終了しました。パナソニックの場合、白熱電球の代わりにLED電球「EVERLEDS(エバーレッズ)」シリーズのラインナップを劇的に拡充し、光の広がり方や色味を白熱電球に近づける技術開発に心血を注いでいました。

メーカー各社にとっては、利益率の低い白熱電球をいつまでも作り続けるよりも、次世代のスタンダードとなるLED市場で覇権を握る方が経営戦略的にも理に適っていたのでしょう。こうして、街の電気屋さんや量販店から、大手メーカーのロゴが入った白熱電球は姿を消していくことになったのです。

欧州や米国における世界的な規制と効率基準

白熱電球の排除は日本だけの現象ではなく、世界中で同時多発的に進行しました。特に環境意識の高いEU(欧州連合)は非常に急進的で、2009年から段階的にワット数の高いものから禁止し、2012年にはすべての一般照明用白熱電球の市場投入を禁止しました。

欧州ではさらに進んでおり、現在は水銀を含む蛍光灯さえもRoHS指令によって厳しく規制されています。世界的に見れば「熱を出す光源」だけでなく「有害物質を含む光源」そのものを排除する流れが完成しつつあるんですね。

一方、自由の国アメリカでは、白熱電球の規制を巡って政治的な対立が起きたこともありました。省エネ基準を強化したい政権と、個人の選択の自由を守りたい勢力がぶつかり、規制が一時的に緩和されるなどの揺り戻しがあったんです。

しかし最終的には、バイデン政権下の2023年8月から、1ワットあたり45ルーメン以上の効率を満たさない電球(つまり従来の白熱電球のほとんど)の製造・販売が実質的に禁止されました。中国や他のアジア諸国もこれに続いており、もはや地球上のどこを探しても、白熱電球が主流として使われる未来は残されていないと言っていいでしょう。

グローバルな基準がLED中心になったことで、製品の低価格化がさらに進むという好循環も生まれています。

白熱電球が現在もまだ売ってる店舗や在庫状況

「大手メーカーが生産を止めたなら、今売っているのは全部在庫品なの?」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。2025年現在でも、ホームセンターの照明コーナーや、Amazon、楽天市場などのECサイトでは、新品の白熱電球が普通に売られています。

これを支えているのが、旭光電機工業(アサヒ)のような、あえて白熱電球の製造を続けている中小メーカーの存在です。大手メーカーが効率重視で撤退した「ニッチな需要」を拾い上げることで、独自の生存戦略を確立しているんですね。

ただし、在庫状況や種類については注意が必要です。以前のように「どこでも、どんな形でも選べる」というわけではありません。一般的なシリカ電球やクリア電球、ボール電球などはまだ手に入りやすいですが、特殊な形状やワット数のものは製造数が絞られており、取り寄せになることも増えています。

価格も、以前のように1個100円以下というわけにはいかず、希少価値や原材料費の高騰によって少しずつ値上がりする傾向にあります。「どうしてもこの器具には白熱電球が必要」というこだわりがある場合は、見つけた時にある程度の予備を確保しておくのが賢明かもしれません。

店舗によってはLED電球のみの棚割りに変更しているケースも多いため、確実に手に入れたいならネット通販を活用するのが今の時代のスタンダードですね。

耐熱用や装飾用など特殊な電球が必要なケース

なぜ、これほどまでに効率の悪い白熱電球が、細々とながらも生き残り続けているのでしょうか。それは、LEDという優れたテクノロジーをもってしても、物理的に代わりが務まらない「聖域」があるからです。その筆頭が「高温環境」での使用です。

LEDは半導体デバイスの一種であるため、熱に極めて弱く、高温にさらされるとすぐに回路が焼き切れてしまいます。そのため、サウナの室内灯や、オーブンレンジの庫内灯、業務用厨房のフード内など、周囲温度が100℃を超えるような場所では、ガラスと金属フィラメントだけで構成されたシンプルな白熱電球が唯一の解決策となるのです。

また、インテリアのこだわりとして「あかりの質」を重視するケースも挙げられます。例えば、エジソン電球のようにフィラメントが美しく見える装飾電球や、高級レストランのテーブルライトなど、調光器で限界まで絞った時に、夕日のように赤みを帯びていく「温かみのある変化」は、白熱電球ならではの魅力です。

最近ではこれらを再現したLED電球も登場していますが、本物のタングステンが放つ光のスペクトルには、人間の感性に訴えかける独特の美しさがあります。こうした「実用性」と「情緒性」の両面において、白熱電球はまだその役割を完全には終えていないのです。

ミトの豆知識:演色性のひみつ
白熱電球の隠れた凄さは、その「演色性(色の見え方)」にあります。太陽光を100としたとき、白熱電球は理論上ほぼ100の数値を叩き出します。

料理を一番美味しそうに見せたり、肌の色を自然に映したりする力は、今でもトップクラスなんです。だからこそ、特定のシーンでは根強い人気があるんですね。

白熱電球の生産中止後にLEDへ交換する注意点

白熱電球の生産中止後にLEDへ交換する注意点

さて、白熱電球が手に入りにくくなった以上、私たちはLEDへの移行を真剣に考える必要があります。

しかし、単に見た目が同じようなLEDを買ってくるだけでは、思わぬ失敗をしてしまうことも。ここでは、スムーズな交換のために絶対に押さえておきたいポイントを解説します。

ポイント

  • 寿命や電気代を比較したLED移行のメリット
  • 口金サイズやルーメン値で失敗しない選び方
  • 調光器対応や密閉型器具への適合確認のポイント
  • 浴室や斜め付けダウンライトでの交換の注意点
  • 2027年の蛍光灯製造禁止に向けた今後の流れ

寿命や電気代を比較したLED移行のメリット

LEDへ交換する最大のメリットは、何といってもその圧倒的な経済性です。白熱電球は寿命が短く、だいたい1,000時間から2,000時間程度でフィラメントが切れてしまいます。一方でLED電球は、定格寿命が約40,000時間という驚異的な長さを誇ります。

1日10時間点灯したとしても、10年以上は交換不要という計算になります。高所の電球交換に苦労していた方にとっては、この「手間がなくなる」というだけでも価値があるのではないでしょうか。

比較項目白熱電球(60W形)LED電球(60W相当)
消費電力54W 〜 60W7W 〜 8W
寿命(目安)約1,500時間約40,000時間
年間の電気代(※)約4,000円約500円
CO2排出量多い(排出削減の敵)極めて少ない

※1日6時間点灯、電気料金単価31円/kWhで計算した場合の概算です。実際の数値は環境により異なります。

このように、初期費用はLEDの方が高いものの、電気代の差額だけで数ヶ月から1年以内には元が取れてしまいます。家中に10個の白熱電球があれば、年間で3万円以上の節約になることも珍しくありません。家計を守る強力な助っ人になってくれることは間違いありませんね。

口金サイズやルーメン値で失敗しない選び方

「よし、LEDを買おう!」と思った時に、まず確認すべきは電球の根元の金属部分、「口金(くちがね)」のサイズです。日本で最も一般的なのは、直径26mmのE26サイズ。

トイレや浴室、リビングのメイン照明によく使われます。次に多いのが、一回り小さい直径17mmのE17サイズで、こちらはシャンデリアや小型のダウンライト、ミニクリプトン電球の代わりとして使われることが多いです。ここを間違えると物理的に装着できないので、必ず今使っている電球を持ってお店に行くか、根元のサイズを測っておきましょう。

そしてもう一つ、明るさの指標を「ワット(W)」から「ルーメン(lm)」へ頭を切り替える必要があります。LEDのパッケージには「60W相当」と大きく書かれていますが、これはあくまで目安。正確な明るさはルーメン値で比較するのが確実です。

一般的に、60W形白熱電球の明るさを再現したいなら、全光束810ルーメン以上のLEDを選んでください。40W相当なら485ルーメン以上が基準となります。もし「今の部屋がちょっと暗いな」と感じているなら、ワンランク上のルーメン値を持つLEDを選ぶだけで、手軽に部屋の印象を明るく変えることができますよ。

調光器対応や密閉型器具への適合確認のポイント

LED交換で最もトラブルが起きやすいのが、この「器具との適合」です。特に注意が必要なのが、壁のスイッチが回転ダイヤル式だったり、スライド式だったりする「調光器」がついた場所。ここには必ず「調光器対応」と明記されたLED電球を使ってください。

普通のLEDを調光器で使うと、激しく点滅したり、変な音がしたり、最悪の場合は内部の基板が熱を持って発火する恐れすらあります。価格は少し上がりますが、安全のために絶対にケチってはいけないポイントです。

また、お風呂場や玄関ポーチなどでよく見かける、電球がカバーで完全に覆われている「密閉型器具」も要注意です。LEDは光る部分自体は熱を出しませんが、根元の回路部分が熱を持ちます。

密閉された空間だとその熱が逃げ場を失い、LEDの寿命を縮めてしまうんです。そのため、必ず「密閉器具対応」のマークがあるものを選びましょう。

さらに、天井に埋め込まれたダウンライトで、天井裏に断熱材が詰まっている「断熱材施工器具(SGI、SB、SGマーク付き)」の場合は、さらに熱対策が施された専用のLEDが必要になります。これらは安全に関わることなので、少しでも不安があれば「器具の型番」をメモして、プロの店員さんに相談するのが一番安心ですね。

安全のための重要チェック

  • 調光器がついているか?(要:調光器対応タイプ)
  • カバーがついているか?(要:密閉型器具対応タイプ)
  • 断熱材が入っているか?(要:断熱材施工器具対応タイプ

これらを確認せずに交換すると、思わぬ事故や早期故障の原因になります。最終的な判断は、製品パッケージの注意書きを必ず確認してくださいね

浴室や斜め付けダウンライトでの交換の注意点

実はLED電球には「光の広がり方」にいくつかのタイプがあるのをご存知でしょうか。白熱電球は360度全方向に光を放ちますが、LEDは基本的に光に指向性があり、一方向を照らすのが得意です。

最近は「全方向タイプ」という白熱電球に近い広がり方をするものも増えていますが、安いLEDの中には「下方向のみ」を照らすタイプもあります。これをリビングのペンダントライトなどに使うと、天井側が真っ暗になってしまい、なんだか寂しい雰囲気になってしまうことも……。

特に注意が必要なのが、廊下などのダウンライトで電球を「斜め」に挿し込むタイプです。ここに普通のLEDを付けると、光が壁の方を向いてしまい、床がちっとも明るくなりません。そんな時に便利なのが、Panasonicなどが発売している「斜め取り付け専用LED電球」です。

根元の部分が回転するようになっていて、光を真下へ向けられる優れものなんです。お風呂場のように、電球が斜め横を向いている器具でも重宝しますよ。照明の進化は本当に凄くて、こうしたちょっとした悩みを解決する製品がちゃんと用意されているんです。

最新のあかり事情をもっと知りたい方は、スマートな操作ができるIKEAのスマート照明の設定方法についての記事などもチェックしてみると、さらに照明選びの幅が広がるかもしれませんね。

2027年の蛍光灯製造禁止に向けた今後の流れ

「白熱電球がなくなって大変だった……」と思っているのも束の間、実は次の大きな波がすぐそこまで来ています。それが「蛍光灯の終焉」です。「水銀に関する水俣条約」の合意に基づき、日本でも水銀を使用する製品の規制が強化されています。その影響で、2027年末までにほぼすべての一般照明用蛍光ランプ(直管形、環形など)の製造および輸出入が禁止されることが決定しました。

水銀に関する水俣条約外交会議において、我が国は「MOYAIイニシアティブ」と冠した途上国支援及び水俣発の情報発信等・交流の取組を行っていくことを表明しました。

環境省HPより引用

これは白熱電球の生産中止よりも、さらに私たちの生活に広範囲な影響を及ぼすと予想されています。

かつて白熱電球の省エネな代替品として持て囃された「電球形蛍光灯」も、すでに多くのメーカーで生産を終えています。2027年以降は、予備の蛍光灯を探すのにも一苦労する時代がやってくるでしょう。

今のうちから、お家のメイン照明(シーリングライトなど)が蛍光灯を使っているか確認し、切れたタイミングで器具ごと最新のLEDシーリングライトへ交換する準備をしておくことを強くおすすめします。LED器具なら、調色機能で「白熱電球のような温かい色」から「仕事に集中できる白い色」まで自由自在に変えられるので、生活の質もグッと上がりますよ。

今後のスケジュールと対策まとめ

  • 2025年現在:大手メーカーの蛍光灯器具の生産はほぼ終了済み。
  • 2027年末:すべての蛍光灯ランプの製造・輸出入が禁止。
  • 対策:蛍光灯が切れる前に、LED一体型器具への交換を計画する。

白熱電球の生産中止に伴う最適な照明の選び方

白熱電球の生産中止という出来事は、単に一つの製品がなくなったというだけでなく、私たちが「あかりとどう付き合うか」を考え直す大きな転換点でした。確かに、あのフィラメントが放つ独特のぬくもりが失われるのは寂しいですが、それ以上にLEDがもたらしてくれるメリットは、私たちの暮らしをより豊かに、そして地球に優しいものに変えてくれました。

最初はルーメンや口金などの専門用語に戸惑うかもしれませんが、一つひとつポイントを押さえれば、きっと今の白熱電球よりももっと心地よい光が見つかるはずです。さらにこだわってみたい方は、TOLIGOのスマートLEDのレビューなども読んで、スマホで操作できる未来のあかりを体験してみてはいかがでしょうか。

最後に、照明の交換や配線器具の不具合については、安全のため自己判断で無理をせず、必ずお近くの電気工事店や家電量販店の専門スタッフの方に確認するようにしてくださいね。正しい知識を持って、あなたの毎日を彩る「最高のあかり」をぜひ見つけてください。この記事が、皆さんの照明選びのちょっとした助けになれば嬉しいです。それでは、素敵な照明ライフを!

この記事のまとめポイント

  • 白熱電球は2008年からの政府要請と2012年ターゲットでほぼ生産終了した
  • 現在はアサヒなどの専門メーカーがニッチな需要を支えている
  • LEDへの交換は「口金」「明るさ(lm)」「器具への適合」の3点が最重要
  • 2027年には蛍光灯も禁止されるため、早めのLED化計画がおすすめ

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