ホームセンター「コーナン」のオリジナルブランド、PortTechのLEDシーリングライト。その魅力的な価格から購入を検討しているものの、インターネットで評判を検索すると、焦げといった気になる言葉も見つかり、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、高評価のレビューも多い一方で、リコールの過去や、リモコンが つかない、突然 点滅するといったトラブルに関する情報も散見されます。この記事では、porttechシーリングライトの評判の真相に迫ります。
具体的な取り付け方や、LEDの交換は可能なのか、説明書をなくした場合の対処法、代替リモコンRPT7・RPT8の情報、そして専用のリモコンアプリの有無まで、購入前に知りたい情報を網羅的に解説します。
この記事で分かること
- PortTechシーリングライトの「焦げ」の評判の真相
- 価格の安さの理由と実際のコストパフォーマンス
- 取り付け方やリモコンが効かない等のトラブル対処法
- 製品の仕様やサポートに関する詳細情報
Porttechシーリングライトの評判を徹底調査

porttechシーリングライトとは
PortTech(ポートテック)は、大手ホームセンターのコーナンが展開するプライベートブランドです。家電製品から日用品まで幅広い商品を、高品質かつリーズナブルな価格で提供することをコンセプトにしています。
その中でもLEDシーリングライトは、特に価格の安さで注目を集めている人気商品の一つです。シンプルな機能で使いやすく、基本的な性能をしっかり押さえているため、「とにかくコストを抑えたい」というニーズに合致しています。
製品の多くは、ドウシシャなどの国内メーカーが製造を手掛けるOEM商品であり、これにより低価格ながらも一定の品質を確保しているのが特徴です。
OEMとは?
OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業のことを指します。PortTechの場合、コーナンが企画・設計し、ドウシシャなどの製造ノウハウを持つメーカーが生産を請け負う形です。これにより、開発コストを抑えつつ、実績のあるメーカーの品質管理のもとで製品を供給できるメリットがあります。
焦げに関する評判は本当なのか

PortTechシーリングライトの評判を調べると、「中が焦げた」という書き込みを見かけることがあり、火災の不安を感じるかもしれません。
結論から言うと、この「焦げ」とされている現象は、実際にはLEDチップの熱によるカバーの「変色」である可能性が高いです。
このシーリングライトの製造元であるドウシシャが過去に発表した情報によると、一部の製品でLED基板を覆うカバーが茶色く変色する事象が確認されています。しかし、これは第三者機関の解析により、焦げではなく熱による変色であり、発煙や発火といった危険性は一切ないと結論付けられています。
もちろん、どのメーカーの製品であっても、経年劣化や使用環境によって多少の変色は起こり得ます。しかし、PortTechの製品が特別に危険性が高いというわけではないようです。
異常を感じたらすぐに使用を中止
メーカーが安全と公表していても、万が一、変色に加えて異臭がしたり、煙が出たりした場合は、ただちに使用を中止してください。そして、壁のスイッチを切り、可能であればブレーカーを落としてから、メーカーの相談窓口や購入した店舗に連絡しましょう。
実際の高評価レビューを紹介

前述の通り、一部で変色などの気になる評判はありますが、それを上回るほど多くの利用者から寄せられているのが、PortTechシーリングライトのコストパフォーマンスに対する高い評価です。多くのユーザーは、製品の特性を理解した上で購入しており、その結果として高い満足度を得ていることが伺えます。
ただ単に「安い」というだけでなく、「この価格でこの品質なら十分以上」という、納得感のある評価が中心となっています。ここでは、具体的な利用シーンを交えた体験者の声を紹介します。
【賃貸アパートの照明を一新したAさんのケース】
「築30年の賃貸アパートに引っ越したのですが、備え付けの照明が古くて暗く、すべて交換することにしました。しかし、いずれまた引っ越すことを考えると、あまり費用はかけたくありません。そこで見つけたのがPortTechでした。正直、安さから少し不安もありましたが、6畳の部屋3つに取り付けてみて驚きました。以前とは比べ物にならないほど部屋全体が明るくなり、生活の質が上がったように感じます。取り付けも自分で簡単にでき、3台購入しても1万円でお釣りがきました。高い照明はたくさんありますが、基本的な明るさを確保するという目的であれば、これ以上の選択肢はないかもしれません。シンプルな調光機能も、就寝前に少し明るさを落としたい時に重宝しています。」
【子供部屋用として購入したBさんのケース】
「小学生の子供部屋に新しい照明を探していました。子供が使うものなので、操作がシンプルで、勉強や読書に十分な明るさが確保できることが第一条件でした。高価な多機能ライトも検討しましたが、子供がリモコンを壊したり失くしたりする可能性を考えると、安価なPortTechは理想的でした。実際、リモコンのボタンも少なく、子供でも直感的に操作できています。明るさも十分で、白い光が文字をはっきり見せてくれるので、学習環境としても満足です。何より、照明の費用を抑えられた分、子供の机や本棚など、他の家具にお金をかけられたのが良かった点です。余計な機能がない分、故障のリスクも少ないのではないかと期待しています。」
【実家の両親のために選んだCさんのケース】
「高齢の両親が暮らす実家の照明が蛍光灯で、交換が大変そうだったのでLEDに替えてあげることにしました。両親はスマートフォンなどの複雑な操作が苦手なため、多機能な最新モデルはかえって混乱させてしまう恐れがありました。その点、PortTechはリモコン操作が非常にシンプルで、ボタンも大きく分かりやすいのが決め手となりました。取り付け後、両親からは『ボタン一つでパッと明るくなって便利』『以前よりずっと明るくて、夜でも新聞が読みやすくなった』と大変喜ばれました。アプリ連携や色温度の調整といった機能はありませんが、両親にとってはむしろ、そうした機能がないことが使いやすさに繋がったようです。安心して使ってもらえる、良い親孝行ができたと感じています。」
もちろん、これらの声は「価格が安い」という大前提の上に成り立っています。しかし、その上で「十分な明るさ」「シンプルな操作性」「どんな部屋にも馴染むデザイン」という、シーリングライトに求められる基本的な要素を高いレベルで満たしていることが、利用者からの強い支持に繋がっていると言えるでしょう。
言ってしまえば、機能を絞ることで低価格を実現しているため、付加価値を求めないユーザーにとっては、極めて合理的な選択肢となっているのです。
過去のリコール情報について
前述の「変色」問題に関連して、製造元であるドウシシャは一部のLEDシーリングライトについて、修理・交換対応(リコール)を行ったことがあります。これは、変色によって照明としての本来の明るさを保てなくなる可能性があるためです。
ご自身が使用している、あるいは購入を検討している製品が対象でないか確認することが重要です。
リコール対象の確認方法
- シーリングライトのカバーを外す。
- 内部にある銀色の「銘鈑シール」を確認する。
- シールに記載されている型番が、下の表の対象シリーズに該当するかチェックする。
- シールの横に赤色または青色の丸いシールが貼ってある製品は、対策済みのため問題なく使用できます。
対象シリーズ | 主な型番 |
---|---|
WB50-T シリーズ | WB50-T06DX, WB50-T08DX, WB50-T12DX など |
AM-T シリーズ | AM-T06D, AM-T08D, AM-T12D など |
MX-T シリーズ | MX-T08D, MX-T12D など |
WM-SX シリーズ | WM-S06DX, WM-S08DX, WM-S12DX など |
問い合わせ先情報
対象商品に該当し、対策済みシールがない場合は、以下の窓口に連絡してください。
株式会社ドウシシャ お客様相談室
電話番号:0120-104-481
受付時間:午前9時~午後5時(土日祝・指定休業日を除く)
(参照:株式会社ドウシシャ公式サイト)
点滅した場合の確認ポイント

LEDシーリングライトがチカチカと点滅を始めた場合、いくつかの原因が考えられます。
まず考えられるのは、製品寿命です。LED照明の寿命は約40,000時間と言われており、1日10時間の使用で約10年に相当します。寿命が近づくと、内蔵されている電子回路が不具合を起こし、点滅することがあります。この場合は器具全体の交換が必要です。
次に、壁のスイッチが調光機能付きスイッチ(ほたるスイッチなど)の場合、正常に動作せず点滅の原因になることがあります。シーリングライトは、通常のON/OFFスイッチでの使用が前提とされていることが多いです。
他にも、接触不良やリモコンの設定など、様々な要因が考えられます。まずは一度壁のスイッチで電源を完全に切り、少し時間をおいてから再度点灯させてみて、それでも改善しない場合は、製品寿命や故障を疑いましょう。
Porttechシーリングライトの評判以外の疑問点

簡単な取り付け方と注意点
PortTechシーリングライトの取り付けは、特別な工具も不要で、非常に簡単に行えるように設計されています。
基本的な取り付け手順
- アダプターの取り付け:天井に設置されている「引掛シーリング」という配線器具に、付属のアダプターを「カチッ」と音がするまで回して取り付けます。
- 本体の設置:アダプターにライト本体を押し上げ、これも「カチッ」と音がするまで水平に回して固定します。
- コネクタの接続:アダプターから出ているコネクタを、ライト本体のソケットにしっかりと差し込みます。
- カバーの取り付け:最後に、カバーを水平に当てて、回して固定すれば完了です。
取り付け時の注意点
電気工事士の資格が必要なケース:
天井に引掛シーリングが設置されていない、または破損している場合は、取り付け工事に電気工事士の資格が必要です。絶対に自分で作業せず、専門業者に依頼してください。
取り付けできない天井:
傾斜した天井や、竿縁天井、格子天井など、凹凸のある天井には取り付けられない場合があります。購入前に必ず自宅の天井の形状を確認しましょう。
ライト本体の交換はできるのか

従来の蛍光灯シーリングライトは、中の蛍光管だけを交換することができました。しかし、PortTechを含む現在のLEDシーリングライトの多くは、LEDチップと本体が一体化しています。
このため、LED部分だけの交換はできず、ライトが点灯しなくなったら器具全体を交換する必要があります。
LEDの寿命は約40,000時間と非常に長く設計されており、製品寿命が来るまでメンテナンスフリーで使えることが前提となっています。器具ごと交換することになりますが、その分、長期間にわたって手間がかからないのがメリットです。
説明書を紛失した場合の入手方法

「引っ越しの際に説明書をなくしてしまった」「リモコンの再設定方法が分からない」といった場合でも、説明書(取扱説明書)は再入手可能です。
PortTechはコーナンのプライベートブランドであるため、コーナンの公式サイトで情報を探すのが最も確実です。
説明書の探し方
コーナンのオンラインショップ「コーナンeショップ」にアクセスし、検索窓に製品の型番(例:PTD-X06D)を入力して検索します。商品ページが見つかれば、そこから取扱説明書のPDFデータをダウンロードできる場合が多いです。
もしWebサイトで見つからない場合は、最寄りのコーナンの店舗で相談してみるのも一つの方法です。
リモコンがつかない時の対処法
シーリングライトがリモコン操作に反応しなくなった場合、本体の故障を疑う前にいくつか確認すべき点があります。
1. 電池の確認
- 最も基本的な原因です。まずはリモコンの電池をすべて新しいものに交換してみてください。電池の向きが正しいか、液漏れしていないかも確認しましょう。
2. 壁スイッチの確認
- 意外と見落としがちなのが、壁の物理スイッチです。壁のスイッチがOFFになっていると、リモコンは効きません。必ずONになっていることを確認してください。
3. チャンネル設定の確認
- 同じ部屋や隣の部屋で同じメーカーの照明を使っている場合、リモコンのチャンネルが干渉している可能性があります。リモコンと本体のチャンネルを再設定してみてください。設定方法は説明書に記載されています。
リモコンの故障を判別する裏ワザ
リモコンが正常に赤外線信号を出しているかは、スマートフォンのカメラ機能で確認できます。スマホのカメラを起動し、カメラ越しにリモコンの先端を見ながらボタンを押してみてください。画面に赤外線が白や紫色に光って見えれば、リモコンは正常に動作している可能性が高いです。光らなければ、リモコン自体の故障が考えられます。
代替リモコンRPT7・RPT8とは
リモコンを紛失したり、故障したりした場合、代替のリモコンを購入する必要があります。PortTech(ドウシシャ製)シーリングライトのリモコンには、主にRPT7とRPT8といった型番があります。


これらの情報は、状況によって変わる可能性があるため、注意が必要です。
型番 | 状況 | 入手方法 |
---|---|---|
RPT7 (SHP-4550084714417) | 取扱終了 | コーナン公式での販売は終了。メルカリなどの中古市場で見つかる可能性があります。 |
RPT8 (SHP-4550084714424) | 現行品 | コーナンの店舗やオンラインショップで購入可能です。販売価格は2,200円(税込)程度です。 |
お使いのシーリングライト本体に対応するリモコンの型番が分からない場合は、自己判断で購入せず、必ず本体の型番を控えた上でコーナンの店舗やお客様相談室に問い合わせるようにしましょう。
専用のリモコンアプリは存在する?
最近では、スマートフォンをリモコン代わりに使える照明器具も増えていますが、残念ながらPortTechの基本的なシーリングライトモデルには、専用のリモコンアプリは用意されていません。
これらの製品は、価格を抑えるために機能をシンプルにしているため、Wi-FiやBluetoothといった通信機能は搭載されていないのが一般的です。操作は付属の赤外線リモコンで行うことになります。
もし、どうしてもスマートフォンで操作したい場合は、「スマートリモコン」と呼ばれる別売りのデバイスを導入する方法があります。これは、スマホアプリから指示を送り、デバイス本体が赤外線信号を出して家電を操作するもので、PortTechのシーリングライトにも対応できる可能性があります。
porttechシーリングライトに関する評判を総まとめ
この記事で解説した、PortTechのLEDシーリングライトに関する情報をまとめます。