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間接照明

ダイソー間接照明でおしゃれ部屋に!種類や賃貸DIY術を解説

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こんにちは。照明セレクション、運営者の「ミト」です。

部屋の雰囲気をガラリと変えたいけれど、高価な照明器具を買うのは勇気がいるし、賃貸だから壁に穴を開けたり汚したりするのは怖いと諦めていませんか。

実は今、私たちの身近にあるダイソーで手に入る間接照明が、そんな悩みを解決してくれると大きな話題になっています。数百円で買えるテープライトやセンサーライトの種類や色選びのコツから、玄関や廊下での便利な使い方、さらにはニトリやIKEAといった他社製品とのコスパ比較まで、知っておきたい情報を徹底的に掘り下げていきます。

また、壁を傷つけずに設置できる賃貸ならではのDIYテクニックや、テレビ裏をおしゃれに演出する方法もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント

  • ダイソーで買えるテープライトやセンサーライトの種類と特徴
  • 寝室や玄関に最適な照明グッズの選び方と他社製品との比較
  • 賃貸の壁を傷つけずに間接照明を取り付けるDIYテクニック
  • テレビ裏や棚をおしゃれに演出する配線隠しと剥がれ防止策

ダイソーの間接照明でおすすめのグッズと選び方

ダイソーの間接照明でおすすめのグッズと選び方

「100均の照明なんて、どうせおもちゃみたいなものでしょ?」もしそう思っているなら、今のダイソーの進化には驚かされるはずです。かつては暗くて壊れやすいものが多かった100円ショップの電気製品ですが、LED技術の低価格化に伴い、今や家電量販店顔負けのスペックを持つアイテムがずらりと並んでいます。

ここでは、私が実際に自宅のあちこちで使い倒して分かった、「これは使える!」と胸を張って言えるおすすめアイテムと、失敗しないための選び方のポイントを深掘りして解説します。

ポイント

  • 種類が豊富なテープライトの長さや色の違い
  • 玄関や廊下に便利な人感センサーライトの活用法
  • おしゃれなムーンライトやランタンで寝室を演出
  • ニトリやIKEAとダイソー照明のコスパ比較
  • 電池式とUSBタイプのメリットとデメリット

種類が豊富なテープライトの長さや色の違い

ダイソーの照明コーナーに足を踏み入れたとき、まず最初にチェックしてほしいのがLEDテープライトです。

細いリボン状の基盤に小さなLEDチップが等間隔に埋め込まれているこのアイテムは、裏面が両面テープになっており、好きな場所に貼り付けるだけでそこが光源になるという、まさに「光のDIY素材」です。間接照明を作る上で、これほど使い勝手が良く、コストパフォーマンスに優れた製品は他にありません。

現在、ダイソーで販売されているテープライトは主に以下のラインナップが主流です(店舗の規模により取り扱いは異なります)。

製品タイプ価格(税込)長さLED数推奨用途
スタンダード330円1m30個PCモニター裏、デスク周り、棚の一段分など、比較的狭い範囲
ロングタイプ550円2m60個大型テレビ
(50インチ以上)の裏、ベッドフレーム、カーテンレール上など
カラータイプ330円1m30個ゲーミング環境の構築
(ピンク・ブルー等)、パーティ装飾

購入時に最も注意すべきなのが「光の色(色温度)」の選択です。パッケージには大きく「ホワイト(White)」や「ウォームホワイト(Warm White)」と書かれていますが、リビングや寝室でリラックスするための間接照明として使うなら、迷わず「ウォームホワイト(電球色)」を選んでください。

ホワイト(昼光色・昼白色)は青みがかったスッキリとした光で、文字を読んだり作業をしたりするには最適ですが、壁に反射させて間接照明にすると、病院の待合室のような少し冷たい印象になってしまうことがあります。

一方、ウォームホワイトは夕焼けやロウソクの光に近いオレンジ色をしており、副交感神経を優位にしてリラックスさせる効果があります。ホテルの客室が薄暗くてオレンジ色の光で満たされているのと同じ理屈ですね。

カット機能について

ダイソーのテープライトには、数センチおきに「ハサミのマーク」がプリントされています。このライン上であれば、普通のハサミで切断して長さを調整することが可能です。ただし、一度切ってしまうと、切り落とした先の部分は再利用できない(電気が通らなくなる)使い切り仕様なので、長さを測る際は慎重に行いましょう。

玄関や廊下に便利な人感センサーライトの活用法

家に帰ってきたとき、真っ暗な玄関で手探りでスイッチを探したり、荷物を持ったまま電気をつけるのに苦労したりした経験はありませんか。また、夜中にトイレに行くとき、廊下の天井照明をつけると眩しすぎて目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けなくなる…なんてこともよくあります。

そんな「光のプチストレス」を一発で解消してくれるのが、ダイソーのセンサーライトシリーズです。

特に私が激推ししているのが、330円(税込)で販売されているバータイプの「人感・明暗センサーLEDライト」です。この商品は、周囲が明るい時は反応せず、暗い状態で人の動き(体温の変化)を検知した時だけ自動で点灯し、約20秒後に勝手に消灯するという、非常に賢い挙動をしてくれます。

形状がスリムな棒状(バータイプ)なので、設置場所を選ばないのが最大の魅力です。具体的な活用アイデアをいくつか挙げてみましょう。

  • シューズボックスの下: 宙に浮いているフロートタイプの靴箱なら、その下面に貼り付けることで、足元をおしゃれに照らすウェルカムライトになります。
  • クローゼットや物置の中: 扉を開けて手を伸ばした瞬間に庫内が明るくなるので、奥にしまった探し物も見つけやすくなります。
  • 廊下の巾木(はばき)の上: 足元だけを照らすことで、夜中のトイレ移動でも眩しさを感じず、睡眠を妨げません。

実は「夜間に強い光を浴びないこと」は、良質な睡眠をとる上で非常に重要だとされています。厚生労働省の健康情報サイトでも、就寝前の照明環境について注意が促されています。(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット『快眠のための環境づくり』)

このように、センサーライトで「必要な時だけ、足元だけの小さな明かり」を作ることは、単なる節電だけでなく、健康的な生活リズムを作る上でも理にかなっているのです。

おしゃれなムーンライトやランタンで寝室を演出

間接照明には「実用性」だけでなく、「癒やし」や「インテリア性」も求めたいですよね。そんな時に活躍するのが、ダイソーの雑貨コーナーに並んでいるデザイン照明たちです。

中でもSNSで爆発的なヒット商品となったのが、月のクレーターをリアルに再現した球体照明「ムーンライト」です。

サイズによって110円〜550円の幅がありますが、上位モデルにはタッチセンサーによる「調光(明るさ調整)」や「調色(白とオレンジの切り替え)」機能まで搭載されています。これをベッドサイドテーブルにポンと置くだけで、部屋の雰囲気が一気に幻想的な空間へと変わります。

また、昨今のアウトドアブームを受けて充実している「LEDランタン」も見逃せません。キャンプ用品として売られていますが、レトロなオイルランプ風のデザインや、フィラメント(発光部分)が見えるエジソン電球風のモデルは、インダストリアル(工業的)なインテリアやカフェ風の部屋に抜群にマッチします。

防災グッズとしての側面

これらの電池式ライトを寝室の枕元に置いておくことは、立派な防災対策にもなります。地震や台風で停電が発生した際、真っ暗闇の中で動くのは非常に危険です。普段から「インテリア」として飾っておく照明が、いざという時には「命を守る明かり」として機能する。

この「フェーズフリー(日常と非常時を区別しない)」な使い方ができるのも、安価で数を揃えやすいダイソー照明の強みと言えるでしょう。

ニトリやIKEAとダイソー照明のコスパ比較

「ダイソーが安いのは分かったけど、やっぱりニトリやIKEAの方が品質は良いんじゃないの?」と迷っている方も多いと思います。確かに価格差がある以上、性能差は存在します。ここでは、各社の照明の特徴を比較し、どのように使い分けるのが正解かを考えてみましょう。

比較項目ダイソー (DAISO)ニトリ (Nitori)IKEA (イケア)
価格帯330円〜550円1,000円〜3,000円500円〜2,000円
機能性シンプル(ON/OFFのみが多い)多機能
(リモコン、多段階調光)
センサー感度が良好、薄型設計
デザインややチープ(プラスチック感)シンプルで日本の住宅に合う北欧デザインで洗練されている
入手性全国どこでも買える店舗数が多い店舗が少なく通販は送料がかかる

比較してみると、ダイソー製品は「機能や質感を削ぎ落として、極限まで価格を下げている」ことが分かります。例えば、ニトリのテープライトには専用のリモコンが付いていて、ソファに座ったまま明るさを変えられますが、ダイソーのものはスイッチを入れたら点きっぱなしです。

私の結論としては、「光源が直接見える場所」や「頻繁に操作するメイン照明」にはニトリやIKEAを選び、テレビの裏、棚の中、ベッドの下など「光源を隠す場所」や「自動で点くだけでいい場所」にはダイソーを選ぶ、という使い分けが最強のコスパを生むと考えています。

隠してしまえば、300円のライトも3,000円のライトも、光の美しさに大差はありませんからね。

電池式とUSBタイプのメリットとデメリット

いざ購入しようとパッケージを見ると、「乾電池式(単4×3本など)」と「USB電源式」の2種類があることに気づくはずです。適当に選んでしまうと後で後悔することになるので、それぞれの特性を理解しておきましょう。

【乾電池式】の最大のメリットは「完全コードレス」であることです。コンセントの位置を気にする必要がなく、配線コードを隠す手間もありません。

玄関、廊下、階段、クローゼットなど、電源が取りにくい場所には最適です。ただし、人通りが多い場所でセンサーライトとして使うと、1ヶ月もしないうちに電池が切れてしまうことがあり、ランニングコストと電池交換の手間がかかるのがデメリットです。

【USB式】のメリットは、電池切れの心配がない(コンセント給電の場合)ことです。特にテープライトのように長時間点灯させる間接照明の場合、電池式ではすぐにパワー不足で暗くなってしまうため、USB式が必須と言えます。テレビの裏であればテレビのUSBポートから給電でき、コンセントが遠い場所でもモバイルバッテリーを使えばコードレス化できるなど、運用に柔軟性があります。

USBアダプタは別売り

ダイソーのUSB式ライトには、コンセントに挿すための「ACアダプタ(充電器)」は付属していません。スマホの充電器を流用するか、ダイソーで別途330円〜550円のアダプタを購入する必要がある点に注意してください。

賃貸でも可能なダイソー間接照明の取り付けDIY

賃貸でも可能なダイソー間接照明の取り付けDIY

「商品は手に入れた。でも、これをどうやって賃貸の壁に取り付ければいいの?」ここからは、壁紙を傷つけず、原状回復も可能な、実践的なDIY設置テクニックをステップバイステップで解説します。

ポイント

  • 壁を傷つけないマステとゲルテープの貼り方
  • テレビ裏にテープライトを貼ってリビングを改造
  • 配線コードを隠すフックやモールの活用テクニック
  • すぐ剥がれる失敗を防ぐための固定ポイント

壁を傷つけないマステとゲルテープの貼り方

ダイソーのテープライトの裏面にはあらかじめ両面テープがついていますが、これをそのまま壁紙(ビニールクロス)に貼るのは絶対にNGです。粘着力が弱すぎてすぐに剥がれ落ちるか、逆に強すぎて剥がす時に壁紙の表面をベリッと持っていってしまうリスクがあるからです。

そこで私が必ず実践しているのが、「マスキングテープ」と「粘着ゲル両面テープ(ヤモリグリップ等)」を使ったサンドイッチ工法です。

手順は以下の通りです。

  1. 下地作り: まず、壁のライトを貼りたい位置に「マスキングテープ(幅広タイプ推奨)」を貼ります。マスキングテープは粘着力が弱く設計されているため、長期間貼っても糊残りが少なく、剥がす時も壁紙を傷めません。これが壁を守る「犠牲層」となります。
  2. アンカー設置: そのマステの上に、ダイソーで売っている厚手で透明な「粘着ゲル両面テープ(カエルグリップやヤモリグリップという商品名)」を貼ります。このゲルテープは強力な粘着力とクッション性を持っており、ライトをガッチリと保持します。
  3. 本体設置: 最後に、ゲルテープの剥離フィルムを剥がし、テープライト本体を押し付けるように貼り付けます。

この3層構造にすることで、撤去する時は一番下のマスキングテープを端からゆっくりめくるだけで、壁には何の痕跡も残さずにきれいに剥がすことができます。「壁 ← マステ ← ゲルテープ ← ライト」という順番を、ぜひ覚えておいてください。

テレビ裏にテープライトを貼ってリビングを改造

リビングの雰囲気を劇的に変えたいなら、テレビの背面にテープライトを貼る「バイアスライティング(Bias Lighting)」という手法が最も効果的です。テレビの後ろの壁がぼんやりと光ることで、まるでテレビ画面が浮いているような高級感が出ます。

貼り方のコツは、テレビ背面のフチから5cm〜10cmほど内側に入った平らな部分に、「コ」の字型(上辺・左辺・右辺)になるように貼ることです。下辺に貼ると配線端子などが影になって汚く見えることがあるため、通常は3辺で十分です。

また、この間接照明には「目の疲れを軽減する」という実用的なメリットもあります。暗い部屋で明るい画面を見ると、明度差(コントラスト)が強すぎて目に負担がかかりますが、背景の壁を少し明るくすることでその差を緩和し、瞳孔の収縮運動を抑えることができるのです。映画鑑賞や長時間のゲームプレイをする方には、特におすすめしたいテクニックです。

配線コードを隠すフックやモールの活用テクニック

間接照明DIYにおいて、素人と玄人の差が出るポイントはずばり「配線隠し」です。どんなにおしゃれな光を作っても、黒や白の電源コードが壁をダラリと這っているのが見えてしまうと、一気に生活感が出てしまい台無しです。

ここで活躍するのが、ダイソーの「コードフック(粘着タイプ)」「配線カバー(モール)」です。

  • 透明コードフック: 目立たない透明な小さなフックを使って、コードをピンと張った状態で固定します。テレビの裏であれば、余った長いケーブルを束ねて、テレビの背面パネルにフックで吊るしておくだけでも、正面からはスッキリ見えなくなります。
  • 配線カバー(モール): 壁を縦に這わせる必要がある場合は、壁紙の色に近いモールの中にコードを収納します。賃貸の場合は、モールの裏に直接両面テープを貼らず、先ほどの「マステ+両面テープ」技を使って壁に固定しましょう。

基本の考え方は「死角を利用すること」。家具の裏、カーテンの陰、巾木の上など、視線が届かないルートを探してコードを誘導するのがパズルみたいで楽しいですよ。

すぐ剥がれる失敗を防ぐための固定ポイント

「テープライトを貼った翌朝、起きたら床に落ちていた…」というのは、誰もが一度は通る失敗の道です。この原因の9割は、貼る場所の「汚れ(油分・ホコリ)」と、コードの「重み」です。

まず、テープを貼る前には、必ずアルコールウェットティッシュなどで設置面をきれいに拭き、完全に乾かしてから貼ってください。テレビの裏などは静電気で細かいホコリがびっしり付いていることが多く、そのまま貼ると粘着力がゼロになります。

次に重要なのが「負荷分散」です。テープライト本体の粘着力だけで、ぶら下がっているUSBケーブルの重さを支えるのは無理があります。テープライトとケーブルの接続部分のすぐ近くを、コードフックなどで壁やテレビにしっかりと固定し、「ケーブルの重さがテープライト本体にかからないようにする」ことが、長期間剥がれないようにする最大の秘訣です。

ダイソーの間接照明で暮らしをおしゃれに楽しもう

「照明を変える」というのは、家具を買い替えたり壁紙を張り替えたりするのに比べて、圧倒的にコストも手間もかからない模様替えです。それがダイソーのアイテムを使えば、数百円というお小遣い程度の金額で実現できてしまいます。

もし失敗しても、「まあ300円だし」と笑って済ませられるのが100均DIYの良いところ。まずは寝室のベッドの下や、リビングのテレビの裏など、小さなスペースから光を足してみてください。自分で工夫して設置した優しい明かりが灯った瞬間、いつもの見慣れた部屋が、きっと今まで以上に愛おしい空間に生まれ変わるはずです。

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