「アイリスオーヤマのシーリングライトが外れない…」と、お困りではありませんか。照明カバーが回しても外れない、電球カバーが固くて外れないといった問題は、多くの方が経験する悩みです。
いざ掃除や交換をしようにも、そもそも取り外し方や取り付けのやり方が分からなかったり、説明書をなくしてしまったりすることもあるでしょう。特に、エコハイルクスのような特定モデルの外し方や、一体型ledシーリングライトの中身の交換、さらにはリモコン(cl-rn1)の外し方まで、疑問は尽きません。
また、一度外せても、なぜか新しいライトがはまらないというトラブルも少なくありません。
この記事では、そんなアイリスオーヤマのシーリングライトに関するあらゆる「外れない」問題の解決策を分かりやすく解説します。
アイリスオーヤマのシーリングライトが外れない原因

シーリングライトカバーが外せません!

アイリスオーヤマのシーリングライトで「カバーが外れない」という問題は、非常によくあるトラブルの一つです。多くの場合、カバーを回す方向が間違っているか、あるいは単純に固着してしまっていることが原因として考えられます。
基本的に、ほとんどのシーリングライトカバーは反時計回り(左回り)に回すことで取り外せます。しかし、長期間同じ状態にしていると、熱や湿気、ホコリなどが原因で本体との接合部が固くなり、簡単には回らなくなってしまうのです。
力任せは禁物です
カバーが外れないからといって、無理やり力を加えるのは大変危険です。カバーが破損したり、最悪の場合、照明器具本体が天井から落下したりする恐れがあります。脚立の上での作業は不安定になりがちなので、絶対にやめましょう。
まずは落ち着いて、正しい方向にゆっくりと、しかし着実に力を加えてみることが大切です。それでも動かない場合は、次の見出しで解説する固着の可能性を疑ってみましょう。
照明カバーが固くて回らない!主な原因と確認点

シーリングライトのカバーが固くて外れない時も同じくその原因は2つ考えられます。1つは長年の使用による物理的な固着、もう1つはロック機構の見落としです。
原因①:熱や汚れによる固着
正しい方向に回してもカバーがびくともしない場合、ほとんどの原因は「固着」にあります。特に、以下のような要因が挙げられます。
- 熱による変形:照明の熱でプラスチック製のカバーがわずかに変形し、本体とかみ合って固くなってしまうケース。
- 汚れの蓄積:キッチンなどでは油煙や湿気、ホコリが隙間で固まり、接着剤のようになってしまうケース。
「バキッ」という音を立てて外れることもありますが、これは固着が剥がれる音です。破損ではありませんが、こうなる前に定期的な掃除で固着を防ぐことが大切です。
原因②:ロック機構の見落とし(最重要チェックポイント)
特に近年のLEDシーリングライトは、カバーと本体が一体化した構造が主流です。このタイプでカバーごと本体を外そうとして回らない場合、固着ではなくロック機構が原因かもしれません。
オレンジ色のロックボタンを確認!
アイリスオーヤマ製の多くは、天井のアダプタと本体を固定するためにオレンジ色(または赤色)のロック解除ボタンが付いています。これを押しながらでないと、本体は回転しません。カバー自体にロックはなくても、本体を外す際にはこのボタンの操作が必須です。見落としやすい部分なので、まず本体の中心部をよく観察してみてください。
固着を防ぐための定期的な掃除の重要性
シーリングライトが「外れない」という最悪の事態を避けるためには、定期的な掃除が最も効果的です。面倒に感じるかもしれませんが、年に1〜2回程度の簡単なメンテナンスで、固着トラブルのほとんどは予防できます。
簡単な掃除の手順
まず、必ず照明のスイッチを切り、安全のためにブレーカーを落としてから作業を開始してください。
- カバーの取り外し:反時計回りに回してカバーを外します。この時点ですでに固い場合は、無理せず少しずつ力を加えてください。
- 内部の清掃:カバーの内側やLED基盤の周りに溜まったホコリや虫の死骸などを、乾いた布や柔らかいブラシで丁寧に取り除きます。
- カバーの清掃:カバーは水洗いできるものも多いですが、説明書を確認してください。水洗い不可の場合は、固く絞った布で水拭きし、その後乾拭きします。静電気防止スプレーを軽く吹いておくと、ホコリが付きにくくなります。
- 取り付け:完全に乾いたことを確認してから、元の通りに取り付けます。
この「一度外して、また取り付ける」という作業自体が、固着を防ぐ最良のメンテナンスになります。長期間動かさないことで問題が発生するため、定期的に動かしてあげることが大切なのです。
特にLEDシーリングライトは虫が寄り付きにくい設計になっていますが、それでもホコリは溜まります。明るさを保つ意味でも、定期的な掃除を習慣にすることをおすすめします。
公式の説明書で事前に確認すべきこと

作業を始める前に、まず取扱説明書を確認することがトラブル解決への一番の近道です。説明書には、お使いのモデル専用の正しい取り外し方、取り付け方が図解で示されています。
もし説明書を紛失してしまっても、諦める必要はありません。アイリスオーヤマの公式サイトでは、多くの製品の取扱説明書がPDF形式で公開されています。
公式サイトでの説明書の探し方
製品の型番が分かれば、簡単に検索できます。型番は、照明器具本体の側面やカバーを外した内側に貼られているシールに記載されていることが多いです。「CEA-XXXX」「CL8DL-5.1」のような英数字の組み合わせが型番です。
公式サイトの検索窓に型番を入力すれば、該当する説明書を見つけることができます。
(参照:アイリスオーヤマ株式会社 取扱説明書ダウンロード)
説明書には、回す方向やロック解除ボタンの位置など、安全に関わる重要な情報が記載されています。自己流で作業して破損させてしまう前に、必ず一度は公式情報に目を通すようにしましょう。
外れないアイリスオーヤマシーリングライトの解決策

ライトの取り外しと正しい取り外し方
シーリングライトの取り外しは、大きく分けて2つのステップがあります。「カバーの取り外し」と「本体の取り外し」です。ここでは、それぞれの基本的な取り外し方と手順を解説します。
ステップ1:カバーの取り外し
前述の通り、ほとんどのカバーは反時計回り(左回り)に回すと外れます。両手でカバーの側面をしっかりと持ち、均等に力をかけてゆっくりと回してください。通常は45度〜90度ほど回すと、カチッと音がしたり、手応えが軽くなったりして下に引き抜けるようになります。
ステップ2:本体の取り外し
カバーを外すと、天井の配線器具(シーリングローゼット)に取り付けられた本体が見えます。
- コネクタを抜く:まず、本体と配線器具(アダプタ)を繋いでいるコネクタを抜きます。コネクタの側面に小さなツメがある場合は、それを押しながら引き抜きます。
- ロックを解除する:次に、本体を固定しているロックを解除します。アイリスオーヤマ製品の多くは、オレンジ色のロック解除ボタンがアダプタの中心付近にあります。このボタンを強く押しながら、本体を反時計回りに回します。
- 本体を外す:ロックが解除されれば、本体が少し回転して下に外せるようになります。本体を両手でしっかりと支えながら、慎重に下ろしてください。
2人での作業を推奨します
特に本体が固くて外れない場合は、1人がロック解除ボタンを押し続け、もう1人が本体を回すというように、2人で役割分担すると安全かつ確実に作業できます。高所での作業ですので、安定した足場を確保し、安全を最優先してください。
エコハイルクス特有の「外し方の罠」と解決策

「ECOHiLUX(エコハイルクス)」はアイリスオーヤマが展開する人気のLED照明ブランドですが、その一部のモデルには多くの人が陥る「外し方の罠」が存在します。基本的な構造は他のシーリングライトと似ていますが、知らなければ絶対に外せない特殊な機構を持つタイプがあるため、ここでそのコツを詳しく解説します。
最重要ポイント:「押し回し」機構を理解する
問題となるのは、照明器具の真ん中に円形のフタが付いているモデルです。このタイプは、外側の大きなカバー(シェード)と光源部が一体化しており、最初に中央の小さなフタを外さなければ、本体の取り外しに進むことができません。
コツは「強く押し上げながら回す」こと
この中央のフタは、ただ反時計回りに回そうとしても空回りするか、固くてびくともしないように設計されています。これは、丁度チャイルドロック式の薬のフタのような構造をイメージすると分かりやすいです。
正しい外し方は、フタを天井方向へ「強く押し上げ」、その圧力を維持したまま「反時計回り」に回すことです。この「押し回し」によって初めてロックが解除され、フタが回転するようになります。
画像でイメージする「中央フタ」タイプの攻略手順
- 安全の確保:作業前には必ず壁のスイッチを切り、可能であればブレーカーも落としてください。
- タイプの特定:まず、ご自宅のライトが「中央に円形のフタがある」タイプかを確認します。
- 実践「押し回し」:安定した脚立に乗り、両手または片方の手のひらで中央のフタを真上にグッと押し上げます。その力を緩めずに、もう片方の手で、あるいは同じ手でひねるようにして反時計回りに回します。
- フタの取り外し:カチッという感触と共にロックが外れれば、フタを回して取り外せます。フタが外れると、内部に本体を固定しているネジやアダプタのロックレバーが見えるようになります。
モデルの多様性と最終的な解決策
「押し回し」は非常に有効な知識ですが、注意点もあります。ECOHiLUXは単一製品ではなく、人感センサー付きモデルや薄型モデルなど、多種多様な製品を含むブランドシリーズです。全てのモデルがこの構造ではありません。
最終手段は「型番」の確認
もし「押し回し」を試しても外れない、あるいはそもそも形状が違うという場合は、無理をせず、製品の型番を確認するのが最も確実で安全な方法です。型番は通常、カバーを外した本体の内側や側面に貼られた銀色のシールに記載されています。
その型番を基に、下記の公式サイトから取扱説明書(PDF)を閲覧すれば、図解付きでご自身のモデルに特化した正しい取り外し方が必ず記載されています。これにより、自己流で試して器具を破損させてしまうリスクを完全に回避できます。
LEDシーリングライトの中身交換は可能か
「LEDが切れたから、電球みたいに中身だけ交換したい」と考える方は多いかもしれません。しかし、結論から言うと、ほとんどの家庭用LEDシーリングライトは中身(LED基板やチップ)だけの交換はできません。
これは、LEDシーリングライトがLEDチップ、電源基板、カバー、放熱機構などが一体となったユニットとして設計されているためです。昔の蛍光灯のように、光源部分だけを規格化されたものに交換する、という考え方とは根本的に異なります。
LEDの寿命=器具全体の寿命
LED照明の寿命は、一般的に約40,000時間と言われています。これは1日10時間の使用で約10年以上もつ計算です。そのため、LEDの光量が落ちたり、点灯しなくなったりした場合は、LEDチップだけでなく、電源部分などの他の電子部品も寿命を迎えている可能性が高いのです。そのため、器具全体を交換することが前提となっています。
一部の業務用や特殊な製品を除き、「ledシーリングライトの中身交換」は現実的ではないと理解しておきましょう。照明が寿命を迎えたら、新しいシーリングライトへの買い替えを検討してください。
交換のやり方と上手くはまらない原因

新しいシーリングライトへの交換作業、つまり取り付けは、取り外しの逆の手順で行います。しかし、ここで「上手くはまらない」という新たな問題に直面することがあります。
基本的な取り付けのやり方
- アダプタの取り付け:まず、天井の配線器具にシーリングライト付属のアダプタを取り付けます。「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込み、固定します。
- 本体の接続:アダプタから出ているコネクタと、照明本体のコネクタを接続します。
- 本体の取り付け:本体をアダプタに合わせ、時計回り(右回り)に回して固定します。「カチッ」と音がすればロック完了です。音がしないモデルもあるため、軽く引っ張ってみて、ぐらつかずに固定されているかを確認しましょう。
- カバーの取り付け:最後にカバーを取り付けます。
上手くはまらない主な原因と対策
原因 | 対策・チェックポイント |
---|---|
アダプタの向きが違う | アダプタには向きがあります。天井の配線器具の金具と、アダプタの金具の位置をよく確認して、正しい向きで取り付けてください。 |
ロックが干渉している | 本体を取り付ける際に、アダプタのロック解除ボタンが中途半端に押された状態になっていると、うまくはまりません。一度リセットして確認しましょう。 |
スペーサーが必要 | 天井の配線器具の種類や天井の凹凸によっては、本体がぐらついたり、うまく固定できなかったりすることがあります。その場合は、付属のスペーサー(スポンジ状の部品)を本体と天井の間にかませることで、安定して取り付けることができます。 |
特にアイリスオーヤマ製のシーリングライトは、他社製品に比べて取り付け時に少しコツが必要だと感じるユーザーもいるようです。上手くはまらない時は、これらのポイントを一つずつ確認してみてください。
リモコン(cl-rn1)の外し方と代替品
「cl-rn1」は、アイリスオーヤマのLEDシーリングライトに付属していることが多いリモコンの型番です。ここで言う「外し方」とは、おそらく電池カバーの外し方や、リモコンホルダーからの外し方を指しているかと思われます。
電池カバーは、裏面にある窪みに指をかけてスライドさせることで外せます。固い場合は、爪を傷めないように布などを当てて押すと良いでしょう。
このリモコンが反応しなくなった場合、まずは電池交換を試してください。それでも改善しない場合は、リモコン自体の故障が考えられます。
リモコンの代替品について
純正品のリモコン「CL-RN1」は、単体での販売が見つけにくい場合があります。しかし、アイリスオーヤマの照明は多くのモデルでリモコンに互換性があるほか、学習リモコンや汎用照明リモコンでも操作できる可能性があります。
代替品を探す際は、「アイリスオーヤマ対応」と明記されている照明用リモコンを選ぶのが確実です。ELPA(エルパ)などのメーカーから、手頃な価格で対応製品が販売されています。
リモコンが使えないと調光やタイマー機能が使えず不便ですので、故障が疑われる場合は早めに代替品の購入を検討しましょう。
アイリスオーヤマのライトが外れない問題まとめ
この記事では、アイリスオーヤマのシーリングライトが外れないという問題について、その原因から具体的な解決策までを詳しく解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをリストで振り返ります。