ニトリのシーリングライトのリモコンが壊れたかもしれない時、その原因や対処法に悩みますよね。
もしなくした場合の代用リモコンや、ニトリの照明リモコンとして汎用品が使えるのかも気になるところです。この記事では、リモコンのみを別売りで手に入れる方法、取り寄せの手順、そしてメリット・デメリットを解説し。
また、説明書に書かれた操作方法や、意外と知らないチャンネル変更方法は?といった疑問にもお答えします。さらに、スマートに操作できるアプリの設定や、リモコンで消すと電気代はいくら節約できるのかといった豆知識まで、幅広くご紹介します。
- リモコンが反応しない時の原因と自分でできる対処法
- リモコンを紛失した際の純正品以外の代用方法
- ニトリで純正リモコンを別売りで購入・取り寄せる手順
- リモコンに関する便利な知識や注意点
ニトリのシーリングライトリモコン、別売りはある?

いきなり壊れた?考えられる原因とは

シーリングライトのリモコンが急に反応しなくなった場合、故障を疑う前にいくつかの原因を確認してみましょう。多くの場合、簡単な対処で解決することがあります。
考えられる主な原因は、「電池切れ」「設定の問題」「リモコンや本体の不具合」の3つに大別できます。
原因①:リモコンの電池切れ
最も一般的で、最初に見直すべき点です。リモコンが効かない原因の多くは、単純な電池切れや電池の接触不良です。長期間交換していない場合は、まず電池を新しいものに交換してみましょう。
- すべての電池を同時に新しいものに交換する
- プラス(+)とマイナス(-)の向きを正しく入れる
- 電池の接触部分(金属端子)が汚れていたら、乾いた布などで拭き取る
特に、長期間使わないリモコンは電池を入れたままにすると液漏れを起こし、端子を腐食させて故障の原因になることがあります。定期的なチェックがおすすめです。
原因②:赤外線信号の問題やペアリングのずれ
リモコンは赤外線信号で本体と通信しています。この信号がうまく届いていない可能性も考えられます。
ご自身のスマートフォンやデジタルカメラを使って、リモコンから赤外線信号が出ているか簡単に確認できます。カメラを起動し、カメラ越しにリモコンの送信部を見ながらボタンを押してみてください。画面に送信部がチカチカと光って見えれば、リモコンは正常に信号を発信しています。もし光らなければ、電池切れかリモコン自体の故障が考えられます。
また、「チャンネル」と呼ばれるリモコンと本体のペアリング設定がずれていることもあります。これについては後ほど詳しく解説します。
原因③:リモコン本体・シーリングライト本体の故障
上記の対処法を試しても改善しない場合は、リモコン内部の電子部品の劣化や、シーリングライト本体の受光部が故障している可能性が浮上します。壁のスイッチで照明が点灯・消灯できるか確認してみましょう。壁スイッチで操作できるなら、照明本体ではなくリモコン側の問題である可能性が高いです。
なくした時の代用はある?

リモコンを完全になくしてしまった場合や、故障してしまった場合でも、代用する方法はあります。主に「汎用リモコン」と「スマートリモコン」の2つの選択肢が考えられます。
汎用リモコン
家電量販店などで販売されている、複数のメーカーに対応した照明用のリモコンです。純正品よりも安価な場合が多く、手軽な代替手段となります。ただし、すべての機能が使えるとは限らず、基本的なオン・オフや調光機能のみの対応となることもあります。ニトリ製品への対応可否は、製品パッケージの対応メーカー一覧を確認する必要があります。
スマートリモコン(スマホアプリ)
スマートリモコンは、テレビやエアコン、照明など、家中の赤外線リモコンを一つにまとめ、スマートフォンアプリで操作できるようにするデバイスです。お使いのシーリングライトが対応していれば、スマホがリモコン代わりになります。
また、ニトリから販売されている「スマートLEDシーリングライト」のように、製品自体がWi-FiやBluetoothに対応しているモデルであれば、スマートリモコンを追加購入しなくても専用アプリで直接操作が可能です。音声アシスタント(Amazon AlexaやGoogleアシスタント)と連携すれば、声で照明を操作することもできます。
「電気消して」と声で操作できるのは本当に便利ですよ!一度慣れると、リモコンを探す生活には戻れなくなるかもしれません。
ニトリの照明リモコンに汎用性はある?

結論から言うと、一部の汎用リモコンはニトリのシーリングライトに対応している可能性がありますが、公式に保証されているわけではありません。
ニトリの公式Q&Aでは「一般に販売されているリモコンとの互換性はございません」と案内されており、基本的には純正品の使用が推奨されています。家電量販店で販売されている汎用リモコンの対応メーカー一覧にも「ニトリ」の名前は記載されていないことがほとんどです。
一般に販売されているリモコンとの互換性はございません。
ニトリ公式Q&A
しかし、インターネット上の口コミなどを見ると、オーム電機の「LEDシーリングライト用 OCR-LEDR2」や、ELPAの「照明リモコン RC-C009」などが、一部のニトリ製シーリングライトで使えたという情報が見受けられます。
汎用リモコンの使用は、あくまで自己責任となります。購入したものの動作しないリスクがあることや、オン・オフはできても調光・調色などの細かい機能が使えない可能性があることを理解した上で検討しましょう。購入前には、製品の取扱説明書やメーカーサイトで対応コードなどを確認することをおすすめします。
試してみる価値はありますが、確実性を求めるなら純正品の取り寄せが最善の選択です。
専用アプリの設定方法と使い方
ニトリの「スマートLEDシーリングライト(ネクトシリーズなど)」をお持ちの場合、専用アプリを使えばリモコンがなくてもスマートフォンで快適に操作できます。
ここでは、一般的な設定手順をご紹介します。
アプリの初期設定手順
- お使いのスマートフォンにニトリの専用アプリ(Smart Life)をインストールします。
- アプリを起動し、アカウントを作成・ログインします。
- シーリングライト本体の電源を入れ、アプリの指示に従ってデバイスを追加します。最近のモデルはBluetoothで簡単に初期設定ができるようになっています。
- 自宅のWi-Fiネットワークに接続設定をすれば、設定は完了です。
この設定により、スマートフォンがシーリングライトの高機能リモコンになります。
アプリでできる便利な機能
- 電源のON/OFF:基本的な点灯・消灯操作
- 無段階の調光・調色:明るさや光の色(昼光色〜電球色)をスライドバーで細かく調整
- タイマー設定:指定した時刻に自動で点灯・消灯。目覚ましや就寝時の補助に便利です。
- シーン設定:「食事」「読書」など、好みの明るさと色を登録してワンタップで切り替え
- 外出先からの遠隔操作:家にいなくても照明を操作可能。長期不在時の防犯対策にも役立ちます。
- 音声操作:スマートスピーカーと連携し、声で操作
アプリを一度設定してしまえば、リモコンを探す手間がなくなり、生活が一段とスマートになります。
説明書で正しい操作方法を確認しよう

リモコンの操作に迷ったときや、トラブルが発生した際に、最も信頼できる情報源は「取扱説明書」です。
もし説明書を紛失してしまっても、心配はいりません。ニトリの製品であれば、公式サイト「ニトリネット」から確認できる場合があります。
ニトリネットでの説明書の探し方
- まず、シーリングライト本体に記載されている商品名や型番(品番)を確認します。本体カバーを外した内側などに記載されていることが多いです。
- ニトリネットの商品検索で型番を入力し、商品ページを探します。
- 商品ページ内に「組立説明書/取扱説明書」という項目があれば、そこからPDFファイルをダウンロードして内容を確認できます。

説明書には、基本的な操作方法だけでなく、チャンネルの設定方法やお手入れの方法、簡単なトラブルシューティングなどが詳しく記載されています。問題解決の第一歩として、一度目を通しておくことを強くおすすめします。
特に、調光・調色機能やタイマー機能など、多機能なモデルほど説明書でしかわからない設定があったりします。改めて確認すると、知らなかった便利な機能を発見できるかもしれません。
最初に試すチャンネル変更方法は?

「電池を替えてもリモコンが効かない!」という時、次に試してほしいのが「チャンネルの再設定」です。リモコンと照明本体は特定のチャンネル(周波数)でペアリングされていますが、電池交換などをきっかけにこの設定がリセットされてしまうことがあります。
特に、一つの部屋で同じシーリングライトを2台使っている場合、それぞれを別のリモコンで操作するためにチャンネルを分けているはずです。この設定がずれると、1つのリモコンで2台とも反応したり、逆にどちらも反応しなくなったりします。
チャンネルの設定方法(1台で使用する場合)
出荷時の設定は「チャンネル1」になっています。電池交換でリセットされた場合も、この手順で再設定します。
- 部屋の壁にある照明の主電源スイッチをONにします。
- 照明本体に向けて、リモコンの「CH1」ボタンを5秒以上長押しします。
- 本体から「ピッ」と音が2回鳴れば、設定完了です。
この「壁スイッチをONにしてからすぐ」というのがポイントです!時間が経つと設定モードが終わってしまうことがあるので、素早く操作してみてくださいね。
2台の照明を別々に操作したい場合は、1台目の電源を切った状態で、2台目に対して「CH2」ボタンで同様の操作を行えば、チャンネルを分けることができます。
ニトリのシーリングライト用リモコンを別売りで買う前に

純正品の取り寄せ方法について

汎用リモコンやスマートフォンアプリも便利な選択肢ですが、やはり「すべての機能を安心して使いたい」と考えるなら、メーカー純正のリモコンに勝るものはありません。ここでは、ニトリで純正リモコンを取り寄せるための具体的な方法と、知っておくべきポイントを詳しく解説します。
まず大切な前提として、ニトリでは原則としてリモコンやネジといった「パーツ」単体での常時販売は行っていません。しかし、これは「絶対に手に入らない」という意味ではないのです。公式Q&Aにも記載がある通り、紛失や破損といったやむを得ない事情がある場合には、取り寄せの相談に応じてくれる体制が整っています。あくまで「購入」ではなく「相談」から始まる、という点を念頭に置いておきましょう。
① 事前準備:商品の特定情報を集める
取り寄せ相談をスムーズに進めるための最も重要なステップが、この事前準備です。シーリングライトは見た目が似ていても、モデルチェンジや仕様変更でリモコンの互換性がないケースが非常に多くあります。このため、「どの商品か」を正確に特定できないと、ニトリ側も対応のしようがありません。
以下のいずれかの情報を、必ず手元に用意してから相談に臨んでください。
- ニトリメンバーズ会員証:購入履歴が紐付いているため、最も確実な情報源です。
- 購入時のレシート:商品名や購入日、店舗が記載されています。
- お見積書(注文伝票):こちらもレシート同様に確実な情報となります。
- ニトリネットの注文番号:公式サイトやアプリから購入した場合、「EC」から始まる番号で履歴を追跡できます。
「なぜこんなに情報が必要なの?」と思うかもしれません。これは、お客様に間違ったリモコンを渡してしまい、「結局使えなかった」という事態を防ぐためです。正確な商品特定は、スムーズな手続きのためだけでなく、最終的にお客様自身を守るためでもあるのですね。
もし上記のいずれも手元にない場合は、シーリングライト本体に貼られているシール記載の「品番(型番)」をメモしておきましょう。情報としては少し弱くなりますが、有力な手がかりになります。
② 相談窓口を選ぶ
準備が整ったら、次にどこへ相談するかを決めます。窓口は主に「ニトリの店舗」と「お客様相談室」の2つです。
お近くのニトリ店舗
購入した店舗が分かる場合や、お近くにニトリの店舗がある場合は、サービスカウンターへ直接出向いて相談するのがおすすめです。スタッフの方と対面で話せるため、状況を伝えやすく、手続きがスムーズに進むことが多いでしょう。
お客様相談室(電話)
近くに店舗がない、購入店舗が遠い、または不明といった場合には、電話で「お客様相談室」に連絡します。手元に準備した情報を伝え、リモコンの手配が可能かを確認してもらいましょう。
③ 取り寄せの流れと注意点
実際に相談してからの大まかな流れと、事前に知っておくべき注意点をまとめました。
- 窓口で、リモコンを紛失または破損した旨と、準備した購入情報を伝えます。
- スタッフが情報をもとに在庫状況や手配の可否を確認してくれます。
- 手配可能な場合、リモコンの価格と送料、おおよその納期について説明があります。
- 内容に納得できれば、正式に注文手続きへ進みます。
ここで、いくつか重要な注意点があります。
送料の負担:リモコンの取り寄せにかかる送料は、原則としてお客様負担となります。リモコン本体の価格に加えて、送料が別途必要になることを覚えておきましょう。
価格の目安:リモコンの価格はモデルによって異なりますが、一般的には数千円程度が目安です。事前に大まかな金額を確認しておくと安心です。
納期の発生:在庫状況によっては、取り寄せに1週間から2週間、あるいはそれ以上の日数がかかる場合があります。すぐにリモコンが必要な場合は、届くまでの「つなぎ」として汎用リモコンなどを利用することも検討すると良いかもしれません。
このように、純正品は確実性と安心感が最大のメリットですが、時間と費用がある程度かかる可能性も考慮する必要があります。これらの情報を踏まえた上で、ご自身の状況に最も合った方法を選択してください。
リモコンのみ買うメリット・デメリット

シーリングライトのリモコンを新たに入手する方法として、「純正品の取り寄せ」と「汎用品の購入」の2択があります。どちらを選ぶか判断するために、それぞれのメリットとデメリットを整理してみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
純正リモコン | ・すべての機能が問題なく使える ・メーカー保証の安心感がある ・デザインや操作感が同じ | ・汎用品より価格が高い場合がある ・取り寄せに時間がかかることがある ・購入履歴の提示が必要な場合がある |
汎用リモコン | ・比較的安価に購入できる ・家電量販店などで手軽に入手できる ・1つで他の照明も操作できる製品がある | ・ニトリ製品で動作する保証がない ・一部の機能(細かい調色など)が使えない可能性がある ・完全に自己責任での利用となる |
どちらを選ぶかは、何を重視するかによりますね。確実性と安心感を求めるなら純正品、価格と手軽さを優先するなら汎用品を試してみる、という考え方で良いでしょう。
もし照明本体の買い替えも視野に入れているなら、いっそのことアプリ対応のスマートLEDシーリングライトに交換してしまうのも、長期的に見れば快適な選択肢かもしれません。
リモコンで消すと電気代はいくら節約できる?
ここで少し豆知識です。シーリングライトを壁のスイッチで消さず、リモコンで消灯する方は多いと思います。この「リモコンで消した状態」では、実は微量の「待機電力」を消費しています。
待機電力とは、リモコンからの信号をいつでも受けられるように、機器が待機状態を維持するために使う電力のことです。では、これを壁スイッチで完全にオフにすると、一体いくら節約になるのでしょうか。
シーリングライトの待機電力は、製品にもよりますが約0.1W〜1Wとされています。仮に1Wの待機電力が24時間365日かかっていると仮定すると、年間の電気代は以下のようになります。
1W × 24時間 × 365日 ÷ 1000 × 31円/kWh(目安単価) ≒ 271円/年
インプット情報にあった月22円、年264円という計算も、電力単価の違いによるもので、ほぼ同等の金額です。
金額としてはわずかですが、「主電源(壁スイッチ)を切れば待機電力はゼロになる」ということは覚えておくと良いでしょう。長期旅行などで家を空ける際には、壁スイッチを切っておくことで、ささやかな節電と、落雷などによる故障リスクの低減に繋がります。
ただし、壁スイッチをオフにすると、タイマー機能やアプリからの遠隔操作はできなくなるため、ライフスタイルに合わせて使い分けるのが賢明です。
ニトリのシーリングライトはリモコン別売りで購入可能
- ニトリのシーリングライト用リモコンは公式には単体販売されていない
- 紛失や破損時には店舗やお客様相談室で取り寄せの相談が可能
- 取り寄せには購入履歴がわかるもの(会員証やレシート)が必要
- リモコンが反応しない原因は電池切れやチャンネル設定のずれが多い
- 自分でできる対処法として電池交換やチャンネル再設定をまず試す
- スマホのカメラでリモコンの赤外線信号が出ているか確認できる
- なくした際の代用として汎用リモコンやスマートリモコンがある
- 一部の汎用リモコンは使える可能性があるが公式保証はなく自己責任
- ニトリのスマートLEDシーリングライトは専用アプリで操作できる
- アプリでは遠隔操作やタイマー設定など便利な機能が使える
- 取扱説明書はニトリネットの商品ページから確認できることがある
- リモコンで消灯するとわずかな待機電力がかかる
- 壁スイッチで切れば待機電力はゼロになるがタイマー等は使えなくなる
- 確実性を求めるなら純正品の取り寄せが最も安心な方法
- 価格や手軽さを重視するなら汎用品を検討する価値がある