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間接照明

コンセント直挿し間接照明の選び方!工事不要でおしゃれな空間へ

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こんにちは。照明セレクション、運営者の「ミト」です。

お部屋の雰囲気を良くしたいけれど大掛かりな工事はできないし、手軽に導入できる照明はないかなと探している方は多いのではないでしょうか。特に賃貸に住んでいると壁に穴を開けるわけにもいかず、選択肢が限られてしまいますよね。

そこで注目されているのがコンセント直挿し間接照明です。これはコンセントに差し込むだけで使えるため、電気工事士の資格も必要ありませんし、誰でもすぐに使い始められます。

廊下や寝室の足元を照らすだけでなく、北欧風のおしゃれなデザインを選べばインテリアのアクセントとしても活躍します。センサー機能付きならスイッチ操作の手間も省けますね。この記事では私が実際に感じたメリットや選び方のコツを詳しく解説していきます。

ポイント

  • 人感センサーや明暗センサーなど機能別の正しい選び方
  • 北欧デザインなどを取り入れたおしゃれな空間演出
  • 寝室でも眩しくない色温度やグレア対策のポイント
  • コンセントの向きや配置に関するトラブル解決策

コンセント直挿し型の間接照明を選ぶポイント

コンセント直挿し型の間接照明を選ぶポイント

コンセントに直接挿すタイプの照明は、手軽さが最大の魅力ですが、実は「挿す場所」や「用途」によって選ぶべき機能が全く異なります。ここでは、失敗しないための選び方を私の視点でご紹介しますね。

ポイント

  • 廊下には人感センサー付きが便利
  • 寝室をおしゃれにする北欧デザイン
  • 眩しい失敗を防ぐ電球色の選び方
  • ニトリやIKEAで見つける人気商品
  • 足元を照らすフットライトの安全性

廊下には人感センサー付きが便利

廊下や階段は、夜間のトイレ移動などで「ちょっと明かりが欲しい」と感じる代表的な場所ですよね。ここで絶対に外せないのが、人感センサー(PIR)機能を搭載したモデルです。

いちいちスイッチを探して押すのは面倒ですし、メインの照明をつけると眩しすぎて目が覚めてしまいます。人感センサーなら、近づくだけでパッと点灯し、通り過ぎれば自動で消灯してくれるので本当に便利です。

実際に私も自宅の廊下に導入していますが、両手が荷物でふさがっている時や、夜中に寝ぼけ眼でトイレに行く時など、スイッチを探す手間がないだけでこれほどストレスが減るのかと驚きました。

センサーの検知範囲と設置のコツ

人感センサーを導入する際、意外と見落としがちなのが「センサーの検知範囲」です。一般的にPIRセンサーは、センサーに向かって直線的に近づく動き(ラジアル方向)には反応が少し遅れがちで、センサーの前を横切る動き(タンジェンシャル方向)に対して最も感度が高くなる特性があります。

そのため、廊下の真正面の突き当たりにあるコンセントに設置すると、「かなり近づかないと点かない」と感じることがあるかもしれません。もし可能であれば、廊下の側面にあるコンセントを使うのがベストです。そうすることで、歩いてきた時にセンサーの前を横切る形になり、遠くからでもパッと反応してくれますよ。

選ぶ際のポイント

「人感センサー」だけでなく「明暗センサー」もセットになっているものを選びましょう。周囲が明るい昼間は反応せず、暗い時だけ点灯するので省エネです。

停電時の保安灯としての役割

もう一つ、廊下の照明選びで強くおすすめしたいのが、「停電時自動点灯機能」が付いたモデルです。普段は人感センサーライトとして機能しつつ、いざ停電が発生して電力供給が止まると、内蔵バッテリーに切り替わって自動的に常時点灯モードになるタイプです。

地震や台風などで急に真っ暗になった時、自動で明かりが灯る場所があるというのは、精神的にものすごい安心感があります。そのままコンセントから抜けば懐中電灯として使える製品も多いので、防災グッズの一つとして廊下に設置しておくのも賢い選択かなと思います。

寝室をおしゃれにする北欧デザイン

寝室は、単に明るくするだけでなく「癒やし」や「くつろぎ」を重視したいスペースです。ここで私がおすすめしたいのが、北欧デザイン(北欧風)のライトです。

北欧には「ヒュッゲ(Hygge)」という、居心地の良い空間を楽しむ文化がありますが、照明もその一部。プラスチックむき出しの無機質なものではなく、木目調やファブリック素材、あるいは乳白色のアクリルを使った柔らかなデザインを選ぶと、昼間ライトをつけていない時でもインテリアとして馴染みます。

素材感が作り出す「あたたかみ」

コンセント直挿しライトというと、どうしてもプラスチック製の安っぽいものをイメージしがちですが、最近は素材にこだわった製品も増えています。例えば、シェード部分に天然木やバンブー(竹)を使用したものや、ファブリック(布)を巻いたものなどです。

これらの自然素材を通した光は、光の輪郭がぼやけて非常に柔らかくなり、見ているだけで心が落ち着きます。私が愛用しているのは、乳白色のガラスのような質感を持つアクリル製のライトです。点灯すると満月のように優しく光り、消灯時もオブジェのように可愛いので、ベッドサイドのインテリアとして非常に優秀です。

IKEAなどで探す楽しみ

IKEAなどのブランドでも、安価でデザイン性の高いものがたくさん出ているので、お気に入りの雑貨を探す感覚で選んでみると楽しいですよ。特に北欧デザインの照明は、「光源を直接見せない」という哲学で作られていることが多く、これが後述する「眩しさ対策」にも直結します。

寝室のコンセント位置が低い場合でも、あえて少し高さのあるデザインのものを選んだり、上方向に光が広がるアッパーライトタイプを選んだりすることで、壁や天井に光を反射させ、空間全体をふんわりと明るくする「間接照明効果」を最大限に引き出すことができます。

眩しい失敗を防ぐ電球色の選び方

「買ってみたけど、思ったより眩しくて目が痛い…」というのは、コンセント直挿し照明で最も多い失敗の一つです。特に寝室やリラックススペースで使う場合、光の色(色温度)選びは非常に重要です。

白い光(昼白色・5000K前後)はハッキリ見えますが、脳を覚醒させてしまうため夜間には向きません。リラックスしたいなら、夕暮れのようなオレンジ色の光である「電球色(2700K〜3000K)」を強くおすすめします。

光色の種類ケルビン(K)
※パナソニックの場合の目安
光の色の特徴適したシーンや場所
電球色
2700~3000K
オレンジがかった温かい光色リビングや寝室など、くつろいでリラックスする場所など
パナソニック公式より

色温度(ケルビン)と睡眠の関係

光の色は「K(ケルビン)」という数値で表されますが、数値が低いほど赤みがかり、高いほど青白くなります。寝室で使うなら、できれば2700K以下の、ろうそくの火に近いような落ち着いた色が理想的です。

人間は夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌されて眠気を感じるようになりますが、スマートフォンや白い照明に含まれる強いブルーライトを浴びると、このメラトニンの分泌が抑制され、目が冴えてしまうことが分かっています。就寝前のリラックスタイムには、脳を刺激しない優しい暖色の明かりを選ぶことが、質の高い睡眠への第一歩です。

ブルーライトに注意

就寝前に白い強い光を浴びると、睡眠ホルモンのメラトニンが抑制されてしまいます。寝室用なら、できるだけ低いケルビン数値(2000K〜2700K)のものを選びましょう。(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット『快眠のための環境づくり

「グレアレス」な視線のコントロール

また、光源(LEDチップ)が直接目に入らないよう、カバーが付いている「グレアレス」なデザインを選ぶのも、眩しさを防ぐコツですね。特にコンセント直挿しライトは、足元(低い位置)に設置することが多いため、ベッドに横になった時や、床に座ってくつろいでいる時に、ちょうど視線の高さに光源が来ることがあります。

この時、LEDの鋭い光が直接目に入ると「不快グレア(眩しさ)」を感じてしまいます。これを防ぐために、発光面が乳白色のカバーで覆われているものや、光が下方向や壁方向だけに出るようにシェードで遮光されているモデルを選ぶと、目に優しく、かつ高級感のある空間を演出できます。

ニトリやIKEAで見つける人気商品

初めて購入するならやはり身近なブランドが安心ですよね。それぞれの特徴を私なりに整理してみました。

ブランド特徴と強みおすすめ製品ラインナップおすすめユーザー
ニトリ「お、ねだん以上」のコスパと実用性。
日本の住宅事情に合わせたサイズ感。
店舗数が多く実物を確認しやすい。
LEDセンサーライト、
フットライト
失敗したくない初心者の方、
ファミリー層
IKEA北欧デザインがおしゃれで安価。
スマートホーム(TRÅDFRI)連携製品もあり、拡張性が高い。
MÖRKRÄDD(モルクレッド)、
TRÅDFRIシリーズ
デザイン重視の方、
スマートホーム化したい方
ELPA / オーム電機ホームセンターによくあるメーカー。
機能重視で種類が豊富。防災機能付きなどスペックが高い。
もてなしのあかり、
LEDナイトライトシリーズ
機能性や防災を重視する方、
シニア層
無印良品究極のシンプルデザイン。
どんなインテリアにも溶け込む。
シェードの形が洗練されている。
LEDセンサーライトミニマリスト、
無印ファンの方

各ブランドの選び方のコツ

ニトリの製品は、日本のコンセントプレートのサイズにぴったり合うように設計されているものが多く、設置した時の収まりが良いのが特徴です。

一方、IKEAの製品はデザインが個性的で可愛いのですが、プラグの形状やサイズが少し大きめのものもあり、隣のコンセントと干渉しないか事前にサイズを確認しておくと安心です。

また、ホームセンターでよく見かけるELPA(朝日電器)やオーム電機などの製品は、デザインこそ実用的ですが、センサーの感度調整ができたり、停電時機能が充実していたりと、機能面での信頼性が非常に高いです。「見た目よりもまずは機能!」という場所には、こうした専門メーカーの製品を選ぶのも賢い選択ですよ。

足元を照らすフットライトの安全性

コンセントは足元にあることが多いですが、そこで気になるのが「出っ張り」です。廊下などの狭い通路で、掃除機をかけている時や、荷物を運んでいる時にライトにぶつかってしまうこと、ありませんか?

安全性を考えるなら、壁からあまり出っ張らない「薄型(フラット)デザイン」のフットライトを選ぶのが正解です。厚みが薄いモデルなら、通行の邪魔になりませんし、万が一ぶつかってコンセントから脱落するリスクも減らせます。

不意の事故を防ぐために

特に小さなお子様やペットがいるご家庭、あるいは高齢の方が住まわれている家では、この「厚み」は重要なチェックポイントです。廊下を走っていて足が引っかかったり、掃除機のコードが絡まってライトごとバシッと外れてしまったりといった事故は意外と多いものです。

最近では、壁面からの出っ張りがわずか2cm程度の超薄型モデルも販売されています。これらは発光面が前面全体に広がっている「面発光」タイプが多く、眩しさを抑えつつ広範囲を照らしてくれるので一石二鳥です。また、角が丸く処理されているラウンドフォルムのデザインなら、万が一ぶつかった時の衝撃も和らげてくれます。

トラッキング現象への対策

もう一つ、安全面で忘れてはならないのが「トラッキング現象」です。コンセント直挿しライトは、一度設置すると長期間挿しっぱなしになることがほとんどですよね。そうすると、プラグとコンセントの隙間にホコリが溜まり、そこに湿気が加わることで火花が発生し、最悪の場合は火災につながる恐れがあります。

これを防ぐためには、定期的に抜いて掃除をするのが一番ですが、購入時に「耐トラッキングカバー付きプラグ」を採用している製品を選ぶことも有効です。プラグの根元に絶縁キャップが付いているもので、これがあるだけで火災のリスクを大幅に減らすことができます。パッケージや仕様欄に「耐トラッキング」の記載があるか、ぜひチェックしてみてください。

コンセント直挿し間接照明の設置テクニック

お気に入りのライトを手に入れたら、次は「いかに快適に使うか」がポイントになります。ここでは、設置に関するちょっとしたテクニックや、よくある疑問について解説します。

ポイント

  • 人感と明暗センサーの違いを理解する
  • 電気代を抑えるLED製品のメリット
  • 無印良品のようなシンプルさが人気
  • コンセントの向きを変える工夫
  • 賃貸でも安心な工事不要のメリット

人感と明暗センサーの違いを理解する

先ほど少し触れましたが、センサーには種類があり、ここを混同すると「点かない!」「消えない!」といったトラブルになります。

  • 人感センサー(PIR):人の体温(熱)の動きを検知して点灯。通り過ぎると消える。
  • 明暗センサー:周囲の明るさを検知。暗くなると点きっぱなしになる。

「廊下を通る時だけ点けたい」のに明暗センサーのみの機種を買ってしまうと、夜中ずっと点灯しっぱなしになってしまいます。逆に、寝室の常夜灯として使いたいなら、明暗センサーの方が便利です。

センサー誤動作のトラブルシューティング

「センサーライトを買ったけど、誰もいないのに勝手に点灯する」という経験はありませんか?これは人感センサー(PIR)の特性による誤動作の可能性があります。PIRセンサーは「温度変化」を検知するため、エアコンの温風が直接当たる場所や、揺れるカーテンの向こう側に熱源(窓の外の道路など)がある場合、誤って反応してしまうことがあります。

また、夏場などで室温が30度を超えてくると、人の体温との差が小さくなり、逆に「近づいてもなかなか点灯しない」という現象が起きやすくなります。これは故障ではないのですが、設置場所を少し変えたり、センサー部分にマスキングテープを少し貼って検知エリアを狭めたりする「物理的な調整」で改善することが多いので、諦める前に一度試してみてください。

ハイブリッド型のすすめ

最近は「人感+明暗」の両方を備えたハイブリッド型が主流ですが、中にはスイッチで「常時点灯」「人感のみ」「明暗のみ」とモードを切り替えられる高機能な製品もあります。これなら季節や生活スタイルの変化に合わせて使い分けられるので便利ですね。

電気代を抑えるLED製品のメリット

「コンセントに挿しっぱなしで、電気代は大丈夫?」と心配になる方もいるかもしれません。でも、最近のLED製品なら、その心配はほとんど無用です。

一般的なLEDナイトライトの消費電力は、点灯時でも0.2W〜0.5W程度。これを毎日10時間つけっぱなしにしたとしても、月額の電気代は数円〜数十円程度に収まることがほとんどです。

電池式と比較した圧倒的なコストパフォーマンス

センサーライトには「乾電池式」もありますが、こちらは設置場所を選ばない反面、ランニングコストがかかります。例えば、単3電池3本を使用するタイプの場合、頻繁に点灯する場所だと数ヶ月に一度は電池交換が必要になります。電池代も馬鹿になりませんし、何より「電池を買い置きして、交換して、古い電池を捨てる」という手間が発生します。

その点、コンセント直挿しタイプなら、初期投資(本体代金)さえ払ってしまえば、その後の維持費はほぼゼロと言っても過言ではありません。コンセントがある場所なら、迷わず直挿しタイプを選ぶのが経済的にも時間的にも正解かなと思います。

長寿命でメンテナンスフリー

LEDの寿命は一般的に約40,000時間と言われています。これは1日10時間点灯させても10年以上持つ計算になります。電球交換の手間がないというのは、特に高い位置にあるコンセントや、家具の裏など手が届きにくい場所に設置する場合に大きなメリットです。

高齢の両親の実家にプレゼントする場合なども、メンテナンスフリーなコンセント式LEDライトは非常に喜ばれますよ。

無印良品のようなシンプルさが人気

インテリアの邪魔をしたくない、できるだけ存在感を消したいという方には、ミニマルなデザインが好まれています。

無印良品の製品のように、白一色で装飾のないシンプルなライトなら、白い壁紙に溶け込んでくれます。

特に、壁面に光を反射させるようなデザインのものを選べば、器具自体は目立たずに、光の演出だけを楽しむことができます。モノをあまり置きたくないミニマリストの方にもぴったりですね。

「光」だけを取り出すテクニック

シンプルな四角いデザインのライトでも、設置の仕方ひとつで雰囲気がガラリと変わります。おすすめなのが、家具の裏や観葉植物の鉢の陰になるようなコンセントに差し込むテクニックです。こうすることで、ライト本体は完全に見えなくなり、壁や植物の葉に反射した柔らかい光(バウンス光)だけが空間に広がります。

これを「建築化照明」のような手法と言ったりしますが、プロが設計したような奥行きのある空間を、たった一つのコンセントライトで再現できるんです。シンプルなデザインの製品は、こういった「隠す照明」としても使いやすいので、ぜひ試してみてください。

コンセントの向きを変える工夫

これ、地味ですが最大の悩みどころです。日本のコンセントは縦に2つ並んでいることが多いですが、直挿しライトの形状によっては「もう片方の穴を塞いでしまう」ことがあります。

特に、フットライトとして下の段のコンセントに挿した場合、本体のサイズが大きいと上の段の差し込み口に干渉してしまい、掃除機やドライヤーを使いたい時に「あ、挿さらない!」とイライラしてしまう…なんて経験、ありませんか?そんな時は、製品選びやちょっとしたアイテムの追加で賢く解決しましょう。

回転式プラグの活用

まずチェックしたいのが、本体のプラグ部分が回転する機能を持っているかどうかです。ELPA(朝日電器)などの一部の製品には、プラグの角度を90度変えられる設計になっているものがあります。

これなら、コンセントが縦並びでも横並びでも、あるいは家具の隙間の狭い場所でも、ライト本体を邪魔にならない向きに合わせて設置することができます。例えば、ライトを横向きに寝かせて設置することで、壁に沿うようなスマートな見た目にすることも可能です。

100均でも買える「L型アダプター」の魔法

もし気に入ったデザインのライトに回転機能がなくても、諦める必要はありません。ダイソーやセリアなどの100円ショップや、家電量販店で数百円で売っている「L型プラグアダプター(縦型・横型)」「コーナータップ」を使えば、簡単に解決できます。

これらを間に挟むことで、コンセントの差し込み口の向きを「下向き」や「横向き」に変えることができます。これ、実はインテリア的にも凄く使えるテクニックなんです。例えば、アダプターを使ってライトを「上向き」に設置すれば、光が天井に向かって広がる「アッパーライト」のような効果を出すこともできます。壁に光のグラデーションが生まれて、一気に高級ホテルのような雰囲気になりますよ。

スペース活用のコツ

L型プラグを使ってライトを壁面に沿わせるように配置すると、通路に出っ張るのを最小限に抑えられます。狭い廊下や、家具と壁の隙間など、「あと数センチ余裕があれば!」という場所で大活躍する裏技です。

賃貸でも安心な工事不要のメリット

最後に改めて強調したいのが、「原状回復のリスクがない」という点です。ブラケットライト(壁付照明)をおしゃれに取り付けようとすると、通常は電気工事や壁へのビス止めが必要になりますが、賃貸では基本的にNGですよね。

コンセント直挿しなら、退去時は抜いて持っていくだけ。壁紙を傷つけることもありません。「間接照明のある暮らし」へのハードルを極限まで下げてくれるのが、このタイプの最大の強みです。

「原状回復」を気にせず楽しむ

賃貸契約には、退去時に部屋を借りた時の状態に戻す「原状回復義務」があります。壁に穴を開けたり、配線工事を行ったりすると、退去時に高額な修繕費を請求されるリスクがありますが、コンセントに挿すだけの照明ならその心配はゼロです。

国土交通省のガイドラインでも、入居者の故意や過失による損傷は借主負担とされていますが、照明器具を置いたり挿したりするだけなら通常の生活の範囲内です。特に古い賃貸アパートなどでは、玄関や廊下が暗く、スイッチの位置も不便なことが多いですが、そういった構造的なデメリットを、工事なしで「自分好みの快適空間」にアップデートできるのは、コンセント照明ならではの特権かなと思います。

(出典:国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』

ライフスタイルに合わせて移動できる

また、固定式の照明と違って「気軽に場所を変えられる」のも大きなメリットです。「今日は寝室で使っていたけど、やっぱりリビングの観葉植物の後ろに置いてみようかな」といった模様替えが、コンセントさえあれば一瞬で完了します。

引越しの際も、荷造りの箱にポンと入れるだけ。新しい家でもすぐに使い慣れた明かりを灯すことができます。転勤族の方や、頻繁に模様替えを楽しみたい方にとって、この「身軽さ」は非常に魅力的ではないでしょうか。配線工事が不要ということは、それだけ自由度が高いということでもあるんです。

快適なコンセント直挿しの間接照明ライフを

コンセント直挿し間接照明は、小さなアイテムですが、生活の質(QOL)をグッと上げてくれる頼もしい存在です。夜中のトイレが安全になったり、寝室がホテルのようにリラックスできる空間になったりと、得られるメリットは大きいです。

たった一つの小さな光ですが、それが生み出す「安心感」や「癒やし」の効果は絶大です。真っ暗な家に帰ってきた時、玄関でふわっと優しい明かりが出迎えてくれるだけで、その日の疲れが少し軽くなるような気がしませんか?

今回ご紹介した選び方や設置のコツを参考に、ぜひあなたのお部屋のコンセントの位置を確認して、ぴったりの一台を見つけてみてくださいね。工事も工具も必要ありません。コンセントに挿すその瞬間から、あなたの暮らしを優しく照らす新しい生活が始まります。

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