最近話題の月形のペンダントライト。ただ「月のペンダントライト」と検索すると、様々な商品が見つかり迷ってしまいますよね。リアルな満月を再現した吊り下げタイプの照明、特に有名な匠の誠品について詳しく知りたい方も多いでしょう。
ただ似たモノが多く、色々なメーカーから出ているので正規品や本物と類似品の違いが難しい所。実はIKEAの三日月デザインやダイソーで手軽に買えるもの、さらには壁掛けタイプや宙に浮くモデルまで、選択肢は多岐にわたるんです。
この記事では、それぞれのおすすめポイントを解説しつつ、導入前に知っておきたい欠点や注意点についても触れながら、あなたの部屋に最適な月のライト選びをサポート!
一風変わったライトが気になってる人はぜひ見ていって下さい。
月のペンダントライトの種類と特徴

吊り下げタイプは匠の誠品が有名
月をモチーフにした照明の中で、特にペンダントライトとして高い知名度を持つのが「匠の誠品」の製品です。

このライトの最大の特徴は、NASAの衛星図を基にしたリアルな月の再現度にあります。3Dプリンター技術を用いて製造されており、点灯すると本物の満月が浮かび上がっているかのような精巧な作りになっています。
購入後すぐに設置できるよう、リモコンと調色・調光可能なLED電球が付属している点も魅力です。電球色から昼光色まで細かく調節できるため、リラックスしたい夜や、少し明るさが欲しい時など、シーンに合わせた好みの月を演出できます。
主な仕様は以下の通りです。
サイズバリエーションと価格
| シェード直径 | メーカー希望小売価格(税込) | 付属電球(全光束) |
| 25cm | 11,200円 | 700lm |
| 30cm | 13,200円 | 700lm |
| 35cm | 16,200円 | 1400lm |
| 45cm | 29,999円 | 1400lm |
素材・仕様
- 素材: PLA+ABS樹脂(シェード)、アルミニウム(フランジカバー)など
- 電源コード長さ: 30cm / 1m
- 電源コード色: ホワイト / ブラック
- 対応電球: LED電球(口金E26) ※消費電力18Wまで
このようにサイズやコード長の選択肢があり、部屋の広さや天井高に合わせて選べるようになっています。
磁気で浮くタイプの月ライト
ペンダントライト(吊り下げ式)とは異なりますが、月をモチーフにしたユニークな照明として「磁気浮上タイプ」も存在します。

これは、最新の磁気技術(電磁誘導)を利用して、月型のランプシェードを空中に浮かび上がらせ、回転させるインテリアライトです。NMIKGNAといったブランドから類似の商品がオンラインショップなどで販売されています。
磁気浮上タイプの特徴
- 浮遊・回転: ベース(土台)から数センチ離れた空中で静かに回転します。
- 非接触給電: ランプ自体にケーブルや内蔵バッテリーは不要で、ベースから電磁誘導で電力が供給されます。
- 調色機能: 暖色、白色、淡黄色など、複数の色に切り替えられるモデルが多く見られます。
まるでSF映画のような不思議な光景を演出し、書斎や寝室のユニークな装飾として人気を集めています。ただし、価格帯はペンダントライトと同等か、それ以上になる傾向があります。
壁掛け式の月型ライトとは
天井から吊り下げるのではなく、壁面に取り付ける「ウォールライト(ブラケットライト)」にも月をモチーフにしたデザインがあります。
特に人気があるのは、月型のランプシェードと宇宙飛行士のフィギュアを組み合わせたデザインです。Amazonや楽天などのオンラインマーケットプレイスでは、「千飾」ブランドをはじめ、多くのショップが類似の製品を取り扱っています。

壁掛け式の特徴
- デザイン性: 宇宙飛行士が月に座っていたり、手をかけていたりする愛らしいデザインが子供部屋などに人気です。
- 素材: シェードは3DプリントされたPLA樹脂、宇宙飛行士は樹脂、アーム部分は金属製が一般的です。
- 電球: 口金E26のLED電球に対応しているモデルが多いですが、電球は別売りとなっているケースがほとんどです。
- 設置: 最大の注意点として、これらの多くは「電気工事」が必要な直付けタイプです。コンセント式ではなく、壁内の電線と直接接続するため、設置には必ず有資格者による工事が求められます。
購入前には、自宅の壁に設置可能か、また電気工事の費用も考慮する必要があります。
IKEAの三日月ウォールランプ
IKEA(イケア)でも、過去に月をモチーフにした照明が販売されていました。データベースで言及されている「SMILA MANE(スミーラ モーネ)」は、黄色い三日月の形をしたウォールランプです。

この製品は、壁に取り付けて使用するタイプで、柔らかい光が特徴のムードランプとして人気がありました。しかし、このSMILA MANEはすでに廃盤となっており、現在(2025年10月時点)はIKEAの公式ストアでは取り扱いが終了している可能性が非常に高いです。
IKEAでは照明器具のラインナップが頻繁に入れ替わります。現在は、星形や雲形など、他のデザインのウォールランプ(例:UPPLYST/ウップリスト シリーズ)が子供部屋用として販売されていることが多いようです。
ダイソーで買える月型ライト
より手軽に月の雰囲気を楽しみたい場合、ダイソーなどの100円ショップでも月型のライトが見つかることがあります。

ダイソーでは公式HPにもある「ムーンライトタッチセンサー(WH)」が300円(税込330円)現在販売しています。これはペンダントライトではなく、乾電池(単4電池2本・別売)で動作する卓上タイプの小型ライトです。
ダイソー製品の特徴
- 価格: 税込330円と非常に安価です。
- 機能: タッチセンサー式で、本体に触れるごとに「オレンジ」→「ホワイト」→「OFF」と切り替わります。
- 電源: 乾電池式でコードレスなため、ベッドサイドや玄関など、どこにでも置けます。
- サイズ: 直径約12cmとコンパクトです。
あくまで簡易的な間接照明やベッドライトとしての位置づけですが、コストをかけずに月のオブジェを置きたい場合には選択肢の一つとなります。ただし、商品は常時在庫があるとは限らず、時期によって取り扱いがない場合もあります。
月のペンダントライト購入時の注意点

正規品と本物の見分け方
「月のペンダントライト」というデザイン自体は、特定の企業が特許を取得しているわけではありません。そのため、市場に出回っている多くの月型ライトは、厳密に言えばどれもが各メーカーの「正規品」として販売されています。
ただ、その中でも「匠の誠品」の製品は、NASAの衛星データに基づくリアルな再現度などで特に人気を集めており、他社製品との違いを知りたいというニーズがあります。
「匠の誠品」ブランドの製品を見分ける一つのポイントとして、「一体型処理」が挙げられます。
他社の類似品と比べ『匠の誠品』の月ランプは、底面に一体型処理を施しているので、不自然な繋ぎ目がありません。
アマゾンでの商品ページより引用
このブランドの月ランプは、底面に不自然な繋ぎ目がないシームレスな処理が特徴。一方で、他社製品の中には製造工程上の繋ぎ目が目立つものもあるようです。
もし特定のブランド、例えば「匠の誠品」の品質や仕様(付属リモコンの機能など)にこだわって購入したい場合は、そのブランドの公式ショップや正規販売代理店から購入するのが最も確実です。価格が極端に安い場合や、製品の仕様説明が曖昧な商品は、希望するブランドの品質基準を満たしていない可能性もあるため、購入前に確認が必要でしょう。
共通の欠点
月のデザインに限らず、ペンダントライト全般を導入する際には、いくつかの共通する欠点や注意点を理解しておく必要があります。
欠点1:空間全体を照らせない
ペンダントライトは、シェードのデザインにもよりますが、基本的には真下や一定の範囲を照らすための照明です。
そのため、部屋全体を均一に明るくする「シーリングライト」とは異なり、ペンダントライト一つだけでは部屋の隅が暗く感じられることがあります。特にパソコン作業や読書、料理などを行う場所では、影ができて作業に支障が出る可能性も否定できません。
欠点2:地震時の揺れと落下リスク
天井から吊り下げる構造上、地震が発生した際には大きく揺れることになります。
チェーンやワイヤーで吊り下げている照明は、強い揺れによってコードが断線したり、取り付け部分が破損したりして落下する危険が伴います。特に「匠の誠品」の45cmタイプや、ガラス製など重量のあるデザインの場合は、落下時のリスクも考慮し、設置場所(ベッドの真上を避けるなど)や取り付けの強度に注意を払うことが求められます。
「匠の誠品」の明るさと電球
「匠の誠品」のペンダントライトを検討する際、特に「明るさ」と「電球の互換性」に関する質問が多く寄せられます。
明るさについて
データベースのFAQ情報によれば、このペンダントライト一つだけで読書や作業ができるほど部屋全体を明るくすることは難しいとされています。
明るさは例えば本を読むには少し暗いです。
商品レビューより
けれどリラックスするには最適ですね。
ランプシェードが電球全体を覆っているデザインのため、光が拡散しにくい構造です。あくまで「間接照明」として、リラックスした雰囲気を楽しむためのものと考えるのが適切です。リビングなどで使用する場合は、ダウンライトや他のシーリングライトと組み合わせて使うことが推奨されています。
電球の互換性と注意点
- 他社製LED電球: 口金E26で、消費電力18WまでのLED電球であれば使用可能です。ただし、その場合、付属のリモコン(調光・調色機能)は使用できなくなり、壁面スイッチでのON/OFFのみの操作となります。
- LED以外の電球: ランプシェードは熱に弱いPLA樹脂などで作られているため、白熱電球やハロゲンランプなど、高温になるLED以外の電球は絶対に使用できません。シェードの変形や破損、発煙の原因となるため注意が必要です。
- 付属リモコン: 付属のリモコンは、同梱されている専用のLED電球とのみ同期して動作します。他社のリモコンやスマート電球との互換性はありません。
おすすめの設置場所と選び方
これまで見てきたように、「月のライト」には様々なタイプがあります。それぞれの特性を踏まえ、おすすめの設置場所と選び方を整理します。
吊り下げタイプ(匠の誠品など)
- おすすめの場所: 寝室、リビングのサブ照明、ダイニングテーブルの上(低めに設置)
- 選び方: メイン照明ではなく、リラックス空間を演出する間接照明として最適です。リアルな月の満ち欠けを楽しみたい、雰囲気重視の方に向いています。
壁掛けタイプ(宇宙飛行士デザインなど)
- おすすめの場所: 子供部屋、廊下、階段
- 選び方: デザイン性が高く、空間のアクセントとして機能します。ただし、設置には電気工事が必要な場合が多いため、賃貸住宅や手軽に取り付けたい方には不向きです。
磁気浮上タイプ
- おすすめの場所: 書斎のデスク、リビングのサイドボード、寝室のベッドサイド
- 選び方: ユニークなインテリアオブジェとして、来客の注目を集めたい場合や、モダンな雰囲気を好む方におすすめです。
卓上タイプ(ダイソーなど)
- おすすめの場所: ベッドサイド、玄関、本棚
- 選び方: とにかくコストを抑えたい、コードレスで手軽に月のオブジェを置きたい場合に適しています。
どの月のペンダントライトを選ぶか
最後に、月のペンダントライトや関連する月モチーフの照明について、重要なポイントをまとめます。

